――AKINAさんは当時デビューしたいとは思われていたんですか。

AKINA デビューしたいということすら考えてなかったです。もうずっと歌って踊っていたいと思っていました。1996年にSPEEDさんが「Body & Soul」でメジャーデビューしてアクターズブームがきたんです。アクターズを題材にした漫画(「ちゃお」で連載された「はじけてB.B.」)にもなりましたし、篠山紀信さんの写真集にも出させていただきました。

――1997年に新潮社から出版された「少女たちのオキナワ」ですね。アクターズスクールの子供の姿を収めた写真集です。

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AKINA その写真集で私、表紙になってるんですよ。6人、7人ぐらいの女の子たちの中の1人なんですけど。すごく素敵な写真集だったんですよ。それがデビュー前だったんです。

 ほかにも沖縄のテレビで「BOOM BOOM」という、アクターズの女の子たちが30分間歌って踊る番組にも出ていたり、NHK・BSで神田うのさんが司会していた「ミュージックジャンプ」という音楽番組があったんですが、その番組に出るために東京にも来ていました。芸能活動はもうやっていたので、特別デビューを意識していなかったというのはあります。

©佐藤亘/文藝春秋

デビューすることも知らされないまま始まった「Folder」での活動

――当時、AKINAさんはアクターズスクールではどのくらいの実力だったんでしょうか。

AKINA アクターズの中では、ありがたいことにソロパートがあったり、結構歌わせていただいてましたね。

――満島ひかりさんのインタビューを読むと、アクターズスクール時代に三浦大知さんの実力にショックを受け、歌やダンスではなく役者の道に進もうと決めたとあったんですが、AKINAさんは三浦さんの実力についてどう感じていましたか。

AKINA 大知のことは、もう間近で見てたので「すごいな」と思いつつも、私は「負けたくない」と思ってました。負けず嫌いなので(笑)。同じFolderというグループだったからライバルではなかったんですけど、大知が困ったら、自分が助けるぐらいの実力はつけとかなきゃいけないなと思ってました。

――お話に挙がったFolderですが、いつグループを結成すると言われたんですか。

AKINA 実は「デビューします」って言われたことがないんですよね(笑)。いつものように仕事場に行って、写真撮影をしたら、それがデビューシングルの「パラシューター」のアー写だったんですよ。