――えっ、そんなことあります?

AKINA そんなことあるんですよ。あははは。不思議なもんで「デビューします。Folderでやります」って言われた記憶がないんですよね。デビュー前に、大知が「ポンキッキーズ」に一人で出ていたんですよ。その後にFolderのメンバーも東京に行く回数がどんどん増えていって、いつの間にか「パラシューター」のジャケットが出来上がっていたという感じです。

©佐藤亘/文藝春秋

 大知も「パラシューター」のレコーディングをしていて、私もコーラスで入っていたんですけれど、アクターズの時もテレビ番組の時に生歌+コーラスみたいなものは事前に録っていたので、その延長ぐらいにしか思っていませんでした。

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――じゃあAKINAさんのご両親も、娘がデビューすることはよくわかっていなかったんですか。

AKINA わかってなかったです(笑)。デビューの感動とかを考える暇も特になく、本当にスーッとデビューしちゃったんですよね。

 K-POPって養成所時代が長いから、デビューまですごい大変というじゃないですか。ただ私の場合は12歳だったのもあったし「デビューまでつらかった」「やっとデビューした」という気持ちもなかったんですよね。習い事の延長でアクターズスクールに通って、あれよあれよとデビューした感じで。デビューした後のほうが結構大変でしたけど(笑)。

憧れのスターと対面

――デビューしてからも沖縄と東京を行き来する生活だったんですか。

AKINA 隔週で行き来していました。「ポンキッキーズ」の収録がある時は金曜日に東京に来て、お台場へ行って収録して、日曜日に沖縄に帰ってという感じです。デビューするとアクターズ自体にも行けなくなって、一方で振り付けを覚えないといけないし、学校も行かなきゃいけないから忙しかったですね。

 でも楽しかったんですよ。芸能人の方ってみんなキラキラしてるじゃないですか。初めて見たのが鈴木蘭々さんとスチャダラパーのBoseさん。さくらだくん(櫻田宗久)、モデルのあんじさんもいて。もう芸能人に会えるだけでちょっと楽しくて。みなさん、フレンドリーに接してくれましたし、ガチャピンもムックも、Pちゃんも、みんな、みんな優しかったです。

――実際に会って感動した芸能人の方とかいましたか。

AKINA 先輩になっちゃうんですけど、安室さんはやっぱり「うわーっ、素敵」って思いましたよね。楽屋に挨拶に行ったんですけど、緊張しました。「安室さん大好きです」っていうのは伝えて。同じ事務所だったので事前に伝えてくれていて「ありがとう。頑張ってね」と応援の言葉をいただきました。

次の記事に続く 三浦大知が脱退し中1でメインボーカルに→事実上の解散→グラビアの仕事やバイトをしたことも…AKINAが語る「Folder5」の舞台裏と“その後の人生”

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