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令和も止まぬ在日差別
決して過去の話ではない。
2021年には在日コリアンが暮らす京都のウトロ地区で「不法占拠している」などのデマを信じた青年が住宅に放火し、住宅7棟が全半焼した。青年はインターネット上での「在日コリアンが医療費免除などの『特権』を得ている」などの根拠のない書き込みを信じ込み、在日コリアンについて敵意を抱いたと裁判で証言した。
自宅アパート前での長女の写真を投稿されたアラム。2人の娘はいまだに不安と深刻な心の傷に苦しんでいる。アラムは2024年時点で言っていた。
「根拠のないヘイト投稿を信じて、クルド人は悪いと思い込んだ人間が、今度は子どもたちに本当に取り返しのつかないような危害を加えてくるのではないか。その時はもう手遅れだ」
多くの候補者らが排外的な訴えをあからさまに展開した25年7月の参院選を経て、この章の冒頭のような子どもへの暴行事件も発生した。
アラムの心配は現実のものとなりつつある。
