「週刊文春」は4月30日、昨年の自民党総裁選において高市早苗陣営がTikTokの匿名アカウントを通じて対立候補を中傷する動画や高市氏を礼賛する動画を投稿していたと報道した。

5月1日、ベトナムとオーストラリアへの外遊のため羽田を発つ高市首相 ©時事通信社

「週刊文春」が入手した動画には、昨年の自民党総裁選を戦った小泉進次郎氏や林芳正氏への中傷動画だけでなく、〈あなたの生活と雇用を守る盾 高市早苗〉〈圧倒的な実行力〉など高市氏を礼賛する内容も含まれていた。

ヤフコメの声

 この報道に対し、Yahoo!ニュースのコメント欄には多数の反応が寄せられた。

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 多く目立ったのは総裁選当時の状況を振り返るコメントだ。「選挙中から不自然とも思えるあまりの高市上げに対する熱狂に薄気味悪い違和感を感じていました」との声があった一方、「岸田氏や石破氏の時代にはネット上の意見でもその多くが彼らに批判的なものだったが、高市氏に対しては好意的な意見が物凄く目についていた」と当時の異様な雰囲気を指摘するコメントもあった。

 民主主義の観点から問題を捉える意見も複数見られた。「匿名アカウントを使った発信への関与が事実であれば、民主主義の前提である『公正な情報と対話』を損なう問題だと思います」との指摘があった。

 SNS規制や法整備を求める声も上がっている。「匿名アカウントを使っての誹謗中傷は今後の課題だと思います。与野党限らず、誰でも出来ますし、特定は難しく対応をどうするのかは議論し、法律等を制定すべきです」との意見が寄せられていた。

 高市首相側は「週刊文春」の取材に対し、主に「公式アカウント及びチームサナエのアカウントでのSNSによる発信は行ったが、それ以外のアカウントでの発信は行っていない」と否定している。

 4月29日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および4月30日(木)発売「週刊文春」では、高市陣営によるSNS作戦の実態を詳報。公設第一秘書のショートメッセ―ジなどを基に、主な動画とターゲットになった政治家をリスト付きで詳しく報じる。さらに「週刊文春 電子版」では、高市陣営が作成した実際の動画も公開している。

次の記事に続く 高市陣営の野党ネガキャン動画投稿 文春報道にヤフコメ民「当時は明らかにおかしかった」、違和感の声多数「『高市さんだけ他党を批判しない』と称賛していた芸能人が…」