高市早苗首相は5月8日、高市陣営のメンバーが昨年の自民党総裁選で他の候補者を誹謗中傷する動画を作成し、SNSに投稿していたという「週刊文春」の報道について説明を行った。
参議院本会議で“中傷動画”報道について問われ「他の候補に関するネガティブな情報、動画を作成して発信するといったことは一切行っていないと報告を受けている」と答弁した。
一体、どのようなことを「週刊文春」は報じたのか。同じく自民党総裁選に立候補した小泉進次郎氏らへの中傷動画について詳報した記事の冒頭部分を抜粋してお届けする。(記事全文は「週刊文春 電子版」および4月30日発売「週刊文春」で配信中)
〈拡散案件でーす!〉
〈みなさーん!今回の総裁選何か違和感感じませんかぁー?〉
〈前回総裁選で、メディアも議員も散々小泉を持ち上げてたけどー カンペで炎上!無能で炎上! ボロが出まくって大炎上!!〉
〈小泉!アウトー👍〉
これは昨年9月28日と10月1日、TikTokに投稿されたショート動画だ。運動会風のBGMに、小泉進次郎氏の顔写真が表示され、派手なテロップとともに痛烈な“中傷コメント”が読みあげられる。
同じアカウントは、林芳正氏の写真を使ってこんな内容も投稿した。
〈拡散案件でーす!〉
〈政界の119さん あなたがぴーぽーぴーぽーなんですけどぉーーw〉
〈こんな人が自民党のトップなら 日本も終わりですわー!!〉
さらに小泉、林両氏の写真を並べ、「僕ちゃん達えこひーきしてもらえるから 何でもしちゃっていいんだー!ってかー?」と煽り立てる動画もある。
昨秋の自民党総裁選(9月22日告示、10月4日開票)の期間中、これらの動画を連続投稿したのは「真実の政治」と名乗るアカウントだ。投稿の責任者は明示されていない。
匿名性のベールの奥には、驚愕の事実が隠されていた
当時の情勢は「小泉か、高市か、林か」だった。
「候補者のうち、茂木敏充氏と小林鷹之氏は支持が伸びず、事実上の三つ巴の争いに。9月末の情勢調査では、国会議員票の首位は小泉氏、2位が林氏、3位が高市早苗氏と、高市氏が追いかける形でした」(政治部記者)
その高市氏のライバル小泉、林両氏にだけ冒頭の動画の矛先が向いているのは一体なぜか。
取材を進めると、匿名性のベールの奥には、驚愕の事実が隠されていた。一連の動画を作成して流布したのは、高市早苗陣営だったのだ――。
この続きでは、高市陣営によるSNS作戦の実態を詳報。公設第一秘書と陣営スタッフのやりとりを示す写真やターゲットになった政治家をリスト付きで詳しく報じている。「週刊文春 電子版」および4月30日(木)発売「週刊文春」では、記事の全文を配信中。さらに「週刊文春 電子版」では、高市陣営が作成した実際の動画も公開している。
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