“簡単で健康的”なレシピにこだわる理由

――インスタグラムで拝見しましたが、小泉さんお得意の“鶏ハム”、とてもおいしそうですね。また、忙しい社会人にはありがたい、レンジで簡単に作れる料理も数多く発信されていますね。

小泉 誰でも簡単に作れるレシピを発信しているのは、自炊人口を増やしたいという思いがあるからなんです。

小泉さんの“鶏ハム” 本人インスタグラムより

 例えば、料理が苦手な人でも、僕が投稿した簡単なレシピで成功体験を増やしてくれたら、自分って料理できるんだと自信がつきますよね。そうしたら、もっとやってみようって思うし、さらにこだわるようになったり健康についても考えてみようってなりますよね。

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 だけど、急に「ここでバルサミコ酢を使います」みたいな難しいレシピを発信したって、家にそんな調味料が豊富に置いていない方もいるじゃないですか。自炊人口を増やしたいのに、それだと間口が狭くなってしまう。だからまずは、キッチンに立つ習慣をつけてもらって、家にある材料で簡単に作れるものから始めてほしいという思いがあります。

 そして自分や大切な誰か、こども達の健康を考えられる人がどんどん増えていけばいいと思っています。

――簡単なレシピには、素晴らしい思いが込められているんですね。また、小泉さんの投稿では、10品以上ものおいしそうなお料理がずらっと並んでいますよね。普段はどのくらい時間をかけてお料理をされているのでしょうか。

小泉 僕自身、あまり長時間キッチンに立ちたくないので、だいたい1時間くらいですね。タイマーをかけて、トースター、レンジ、コンロをフル活用しながら、「1時間で何品作れるか」をゲーム感覚で楽しんでいます。

©三宅史郎/文藝春秋

――楽しみながら何品も作れるのはすごいですね。では、お料理が苦手な方に向けてアドバイスもいただきたいです。

小泉 まずは、基本の味付けを覚えることですね。それだけで、ある程度おいしくなります。

 料理が苦手な方って、大さじ1杯とか計量せずに目分量で作ってしまうことも多いんです。でも、それって、まだ足し算もわからないのに、いきなり掛け算に挑戦するようなもの。まずは基本を覚えて、レシピ通りに忠実にやる。そうすれば、失敗はかなり防げます。

――サッカー選手から料理研究家へと転身されたご自身の歩みを振り返って、今、同じように悩んでいる方々へ伝えたいことがあれば教えてください。

©三宅史郎/文藝春秋

小泉 たとえ肩書きがなくなったとしても、その人自身の価値がなくなるわけじゃないと思うんです。大企業に勤めているとか、有名事務所に所属しているとか、誰かの肩書きを借りるのではなく、自分自身の価値を高めていくことが大事。

「自分の価値の上げ方がわからない」という人も多いと思います。でも、まずは「この人から学びたい」と思える憧れの存在を見つけて、実際に会いに行ってみたり、真似してみたりするだけでも、人生は変わるんじゃないかなと思います。

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