主力選手が抜けたドジャースの勝利に貢献、国歌斉唱では感極まった大谷

 ドジャースは、東京での対カブス開幕2連戦において、主力選手が何人か抜けたまま戦うことを余儀なくされた。フレディ・フリーマンは2024年ワールドシリーズで痛めていた脇腹の状態がよくなっておらず、どちらも欠場した。

 ムーキー・ベッツは原因不明のウィルス感染により試合どころではなく、体重が20ポンド近く落ちるという非常事態に陥って、今後のシーズンに向けて再調整するべく早めに帰国することになった。

 だが、大谷はそんなチーム状態のなか、単打と二塁打1本ずつの5打数2安打で2度ホームを踏んでドジャースの勝利に大きく貢献した。

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©文藝春秋

「試合に臨むにあたり、緊張したのは久しぶりでしたね」

 東京ドームのビジター側へ初めて足を踏み入れた大谷の感想だった。MLBの基準からすれば考えられないほどの狭さで、しかも、喫煙所まで近くにあるという悪条件である。

「その意味で言えば、最初の何打席かは慣れの時間として必要でしたね。幸い試合後半にはもう適応できて、結果として出せましたけど」

 ロバーツ監督に言わせると、「私はショウヘイが緊張しているところなんて見たことがない」ということになるのだが、今回は大谷にとっての東京遠征の意義が大きすぎて感じるところがあったようだ。

「私自身が感じたのは、日本の国歌斉唱のときにショウヘイが感極まった様子を見せたことだったね」

 そうロバーツ監督が述懐した。

「誰でもああいう立場に置かれたら万感迫る思いだろうし、感情が高ぶるのも当然だと思う」

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