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「猫薬は絶対に完成させねばならない」
この圧倒的な熱量が、宮﨑氏の腹を決めさせた。「こんなに期待されてるんだったら、まず猫薬は絶対に完成させねばならない」。薬の開発に徹底的に集中するため、集まった寄付金を元に、まず自ら研究所を立ち上げ、治験薬の開発を加速させた。
完成した治験薬を用いて行う治験には「2桁億円」という莫大な資金がかかる。そのため治験の実施は、製薬会社にお願いするのが通常だが、大企業ではひとつひとつの決断に時間がかかり、どうしても遅くなる。それを待っていては、一匹また一匹と亡くなっていく猫たちに間に合わない。宮﨑氏は自ら製薬ベンチャーを立ち上げ、「利益度外視」で出資してくれる、半ば応援団のような出資者たちから資金を集めるという異例の決断を下した。
猫を愛する人々の思いから始まった連鎖は、どのようにして猫を救う「異例のベンチャー設立」へと繋がったのか。そして宮﨑氏が「完璧な申請書を用意するために具合が悪くなるぐらい」追い込まれながら進める、実用化に向けた知られざる苦闘の裏側は、以下の動画で余すところなく語られている。
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