周囲の評価などお構いなしに、ひたすら自分の理想を追い求めるカスタムカーオーナーたち。「車にそんなお金をかけるな」という家族の声も、「軽にそんなお金かけるなよ」という友人の言葉も、彼らの情熱を止めることはできない。それぞれの“リアルなカーライフ”を聞いた。
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デートでは彼女の「N-BOX」か父の「プリウス」を借りて
工場勤務の27歳、「たけちゃん」さんが乗るのは、15年ほど前に製造された20系クラウンマジェスタだ。車体価格は150万円ほどだったが、カスタムにかけた費用は400万円超——本人いわく「500万近くいってるかな」という水準に達している。
幼い頃に祖父の家で見た18系マジェスタに一目惚れして以来、「いつかはマジェに乗りたい」という夢を抱き続け、昨年はショップのデモカーとして大阪オートメッセにも出展を果たした。
「仕事も普通の工場勤務なので、ほとんど余裕はないんですけどね。稼いだお金はそのまま車に、という感じで」
そう語りながらも、「これがあるから仕事も頑張れる」と言い切る。交際中の彼女も車好きで、カスタムには「どんどんやってほしい」というタイプ。ただ、足まわりが硬く燃費も悪いマジェスタでは「デートのときは彼女のN-BOXか、父のプリウスを借りることが多いですね」とのことだ。
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40系アルファードを「ほとんど即決」で購入した竹間さんは、普通のアルファードが2台買えるほどの価格だったにもかかわらず、同級生が経営するショップのコンプリート仕様に惚れ込んで購入を決めた。
「残クレアルファード」などと揶揄されることも多い車種だが、ショップで仕上げたこの車両には関係のない話。「子どもたちにも気に入ってもらえているので、それでもう十分」と意に介さない。
一番上の子は学校の先生に「40アルファードのエアサスがね~」と自慢して話しているそうだ。
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4台の同型車を自宅に置く「こうちぇる」さんのメインカーは、パープルの車体にゴールドのホイールが映えるステップワゴンだ。
もともとはバイク弄りが趣味だったが、2人目の子どもが生まれたことを機に車を購入。「ちょっといいな」と思ったエアロとの出会いをきっかけに車のカスタムにも目覚め、以来10年にわたって弄り続けてきた。
現在のステップワゴンでやりたいことはほぼやり尽くしたといい、すでに次のカスタムに備えた1台を購入済みだという。
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そして、ポルシェ911にも採用されている「パイソングリーン」に塗り替えたムーヴキャンバスに乗る「ユッシー」さん。
周囲の同年代からは「軽にそんなお金かけるなよ」と言われ、中学生の弟からは最初「そんなポンコツ」と馬鹿にされた。それでも、ヨッシーをイメージした鮮やかな緑の車体を仕上げ、今ではその弟も「カッコいい」と認めるようになったという。
「好きな車を弄っているんだから、軽も普通車も関係ないと思うんですよ」
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車種も年齢も境遇も異なる4人だが、情熱の向かう先はどこまでも自分自身の「好き」だ。
※年齢、金額、所持台数等は取材当時のもの
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