「自信はないけれど、奇跡が起きればいいな」お天気キャスターへの転身を勇気づけてくれた存在
――お天気キャスターは狭き門です。自信はあったんですか。
舩橋 自信はないけれど、奇跡が起きればいいなと思っていました。耳のこともありますし、実際やってみないとどこまでやれるのか、努力でカバーできる範囲なのかわからなかったですし。綺麗な方もいっぱいいる世界なので。そこで勇気をくれたのが生徒の存在でした。
難聴でも3年間教師をやれたことは自信に繋がりましたし、生徒たちが抱えている悩みや苦手なことを乗り越えている姿を見て、勇気をもらいました。
あとイギリス留学の時と共通する部分かもしれないんですが、まずは飛び込んでみようという気持ちがありました。
――お天気キャスターは容姿が注目されやすい面もあります。
舩橋 少しでも綺麗に映るようにと努力はしていますが、自信はありません。SNSなどで容姿についてポジティブな言葉をいただけた時は、正直嬉しいですけど(笑)。
モテ期があったとすれば先生時代ですね。生徒からも、「先生かわいい!」と言ってもらって、自己肯定感を上げてもらいました。
「面談で絶対落ちたと思いました」と話したら…面接官の“まさかの反応”
――舩橋さんは現在ウェザーマップに所属していますが、採用面談で手応えはありましたか。
舩橋 絶対落ちたと思いました(苦笑)。私が北海道にいたことやコロナ禍だったこともあり、採用面談はオンライン面談だったんです。
ただパソコンの音は私の耳では聞き取りづらく、面接官の声を聞こうと集中するあまり、自分の言いたいことを言えなかったですし、目線もどこを見ていいのかわからなくなってしまって。
面談が終わった後にすごく落ち込んだ記憶があります。後に面接官の方に「面談で絶対落ちたと思いました」と話したら「いや、まさかまさか。めっちゃ良かったよ」と言ってもらえたので、自分の認識とまた違ったみたいです。
――現在はお天気キャスターになりましたが、かつての生徒たちはどういう反応ですか。
舩橋 すごく応援してくれています。でも北海道では私が出演している6時50分の枠が映らないんですよ。ただSNSをみんな見てくれていて「先生いつも見ています」「どんどん、活躍してくださいね」とコメントをくれて、とても励みになっています。
放送がある時間の枠の代打中継で出演させていただいた時は、放送を見てくれた生徒たちからたくさん連絡をもらって、嬉しかったです。
撮影=深野未季/文藝春秋
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