「メディアからの依頼はお断りしていましたが、北越高校に対して思うところがあり、個人的に許せない部分もあるので、取材に応じることにしました。学校はウソを言っています」
意を決した表情で「週刊文春」の取材に応じたのは、バス運行会社「蒲原鉄道」の前代表取締役社長である小林誠氏。約60分にわたるインタビューで明らかになったのは――。
5月6日、部活遠征中だった北越高校(新潟市)ソフトテニス部の稲垣尋斗さん(17)が亡くなった磐越道バス事故。マイクロバスを運転していた若山哲夫容疑者(68)は翌7日、過失運転致死傷の疑いで福島県警に逮捕された。
「事故後、学校とバス運行会社それぞれが報道陣の取材に応じていますが、両者の主張は大きく食い違っています。焦点の一つとなっているのが、学校側がレンタカーや運転手の手配を依頼したのかどうか。双方が真逆の説明をしており、どちらかがウソをついているのでは、とみられています」(社会部記者)
なぜ北越高との取引が始まったのか
そんな中、「週刊文春」の取材に対して「学校側がウソをついている」と訴えるのが、蒲原鉄道の小林前社長だ。1971年に同社に入社し、専務などを経て、2008年から2012年まで社長を務めた。実は北越と蒲原を引き合わせた張本人で、両者の関係を知り尽くす人物である。小林氏が振り返る。
「北越高校との付き合いは、もう30年近くになるんですよ。私の息子が北越に通っていたのがきっかけです。当時の運動部では、顧問の先生がレンタカーを運転して遠征に行くのが当たり前でした。もし事故を起こしたら、学校側が全面的に責任を取ることになる。私はバス運行会社の社員として、リスクが大きいと感じていました。そういう経緯で北越に『緑ナンバーを使った方が安全ですよ。蒲原のバスはいかがですか?』と営業をかけたんです」
そこから、蒲原鉄道と北越高校との関係はどのように発展したのか――。
「週刊文春 電子版」では、小林前社長へのインタビュー完全版を配信中。自身の社長時代の経験や、営業担当をヘッドハンティングした経緯、今回の事故に対する苦衷の想い、そして高校側の主張に対する反論などを語っている。
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