「若山先生は陸上部監督だった当時、部のマイクロバスを自家用車のように使っていました。部員の間で通称“若バス”と呼ばれていたこのバスには、主に女子部員が呼び出され、“治療”と称したマッサージが施されるのですが……」
こう切り出したのは、陸上競技の強豪校として知られる東京学館新潟高校の元陸上部員。悲惨なバス事故を起こして逮捕された若山哲夫容疑者(68)の元教え子だ。
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北越高校(新潟市)ソフトテニス部の稲垣尋斗さん(17)が亡くなった磐越道バス事故。福島県警は運転手の若山容疑者を過失運転致死傷の疑いで逮捕し、事故原因の特定に向けた車体の本格捜査に乗り出している。
「事故現場は緩やかなカーブで、バスは道路脇の緩衝材にぶつかった後、ガードレールに衝突しました。現場には目立ったブレーキ痕がなく、衝突前に急ハンドルを切った痕跡も確認されなかった。調べに対して若山容疑者は『速度の見極めが甘かった』などと供述しています」(社会部記者)
家族に「死ぬかも」という趣旨のメッセージを送っていた生徒も
事故直後には新潟放送(TBS系)の取材に「事故を起こしたことはない」と答えていた若山容疑者だが、直近1カ月半で少なくとも5回の事故を起こしていたことが「週刊文春」の取材で判明している。
「事故を起こす前から、若山容疑者は危険な運転をしていたことが生徒らの証言から明らかになりました。縁石に乗り上げたり、トンネル内で車体を擦ったりと、まともに運転できる状態ではなかったとみられている。バス車内は恐怖に包まれ、家族に『死ぬかも』という趣旨のメッセージを送っていた生徒もいます」(前出・社会部記者)
その後の警察の調べに対して「深く後悔している」「体と運転に不安はなかった」などと話しているという若山容疑者。取材を進めると、様々な過去が浮かび上がってきた――。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、若山容疑者の人物像や、女子部員に対する“若バス”マッサージの中身、事故直前の様子などについて詳報している。さらに、磐越道バス事故を巡っては、バス運行会社「蒲原鉄道」前社長の激白60分などの記事も配信している。
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