「人との距離感がわからないまま大人になり…」恋愛に影響している幼少期の経験
――寂しいから人に依存するのではなく、人から距離を取ってしまうのですね。
中川 「人にめちゃめちゃ頼りたい」という気持ちと、「迷惑をかけたくない」という気持ちの葛藤というか、せめぎ合いなんですよね。
だからこれまでに出した自分の漫画の多くに「他者とつながりたいけど素直になれない」というような葛藤が出てくるのではないかと。
――お仕事から帰ってきたお母さんと一緒に過ごした記憶はあるのでしょうか。
中川 もちろんあります。僕、子どもの頃に成長痛がひどかったんですよ。夜になったらものすごく足が痛くなって眠れないほどだったんですけど、母が夜中じゅうずっと僕の足を揉んでくれたりして。だから、愛情はめちゃめちゃ感じているんです。
――仕事があるとどうしても仕方がないですけれど、預けられている間は、寂しい気持ちが強くあったということですね。
中川 そうですね。一人だったから、人との距離感があんまりわからないまま大人になったと言いますか、それが恋愛にも影響しているように思います。いきなり近づいちゃったりとか、すごく離れちゃったりとか。
僕、女性とのフィジカルな接触にもコンプレックスを抱いていまして。
「性的な行為に自信がない」さらにコロナでEDに…
――具体的に聞いてもいいでしょうか。
中川 性的な行為が苦手というか、自信がないんですよね。もともと体、というかアソコというか、に自信がなかったところに、コロナに罹って以降、EDにもなってしまって。
――できれば性的な接触を避けたい?
中川 いや、避けたいこともないです。相手が受け入れてくれるだろうかというところが一番気になるので、受け入れてくれるなら全然避けたくないです(笑)。
でも期待はずれにさせたくない気持ちが強いから、婚活で親しくなった女性とデートに行くことになっても、2回目以降のデートに気持ちがなかなか向かないといいますか。
撮影=榎本麻美/文藝春秋
