その中の1枚の画像には、悪魔のように不気味に光る眼のアンドリューが四つん這いで(床に横たわる)少女に覆い被さる様子が写されていた。これは瞬く間に日本の女性週刊誌をはじめ世界のメディアを駆け巡った。

床に横たわる女性の上にひざまずくアンドリュー元王子/2026年1月30日に米国司法省が公開した写真  ©AFP=時事

 この衝撃的な画像により、アンドリュー元王子が長年主張してきた「彼女(ジュフレ)に会った記憶がない」「自分はそんな破廉恥な振る舞いはしない」という弁明が、いわば物理的な証拠によって打ち砕かれたのであった。

窮地に置かれたアンドリュー元王子の運命は…

 一方、イギリスの警察や司法当局を動かしたのは、同時に開示された機密メールだった。それらを解析することにより、ロンドン警視庁はアンドリューがかつて「通商特使」という公的立場を悪用し、「イギリス政府によるアフガニスタンへの投資チャンス」などの機密情報をエプスタインに横流ししていた証拠を掴んだ。

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 2026年2月19日の早朝、元王子はサンドリンガムの住居で警察に逮捕された。取り調べで彼は「エプスタインの知的な助言を得るために共有しただけで悪意はなかった」と主張した。48時間の拘留後、彼は解放された。その後は「捜査継続中の釈放(released under investigation)」という状況に置かれている。

英紙は一面でアンドリュー元王子の逮捕を報じた ©EPA=時事

 アンドリューのパスポートは没収され、指定された住居からの移動は厳しく禁止された。警察は押収した彼の電子機器から「さらなる機密漏洩の証拠」を探し出そうとしており、正式な起訴に向けた最終段階に入ったと見られている。

 一方、チャールズ国王は「これは個人の犯罪であり、王室の問題ではない」と突き放した。アンドリューの弁護士費用への援助も打ち切った。

 開示された文書に含まれていた「僕たちは一蓮托生だよ(We are in this together)」というエプスタインからのメールが、アンドリューにとどめを刺す一撃になるかもしれない。イギリス政府は捜査結果に基づいて、アンドリューの王位継承権(現在の継承順位は8位)をはく奪する方向だが、逮捕容疑となった「公務中の違法行為」を立証するのは難しく、捜査の長期化が予想されている。

最初から記事を読む 「着替える姿や性行為が録画され」「身分証を取り上げられて…」少女たちを服従させた、エプスタインの恋人女性による“悪魔の支配システム”

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