〈あらすじ〉

 ニューヨークの結婚相談所で、クライアントの条件に見合った理想の相手を探す「マッチメーカー」として働くルーシー(ダコタ・ジョンソン)。恋愛を“資産価値”で冷静に判断するマテリアリスト(物質主義者)の彼女にとって、この仕事はまさに天職。30代半ばを過ぎた今、自身はこのまま独身を貫こうと考えていた。

 そんな中、彼女は身長も収入も顔も申し分のない男性ハリー(ペドロ・パスカル)と出会う。彼もルーシーをひと目で気に入り、情熱的なアプローチを仕掛けてくる。ところが同じ日、ルーシーは元カレのジョン(クリス・エヴァンス)とも偶然に再会。ジョンは俳優としての成功を夢見て、今もアルバイト暮らしだという。当時は貧乏が理由で破局したものの、今も気持ちは消えていない二人。しかし、条件で選ぶなら絶対的にハリーが正解……。迷いながらルーシーはハリーとのデートを重ねていく。

〈見どころ〉

 NYの最新婚活事情と、自信に満ち溢れたワーキングウーマンたちのファッションに注目。

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NYを舞台に現代の婚活市場を描くロマンチック・ラブストーリー
ニューヨークで大流行中の“結婚相談所”で働く主人公が、タイプの異なる2人の男性の間で揺れ動く姿を描く王道ロマンス。監督は、『パスト ライブス/再会』(23)がアカデミー賞2部門にノミネートされるなど、ラブストーリーの新たな旗手として世界的に評価が高いセリーヌ・ソン。昨年6月に全米で公開されるや初週3位のヒットを記録した話題作。

Copyright 2025 © Adore Rights LLC. All Rights Reserved 配給:ハピネットファントム・スタジオ
  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆古典的ロマンティック・コメディの蘇生を試みつつ、物質万能主義の歪みも穏当に批判する意欲作。下手を打つと身も蓋もなくなりそうな話だが、速度と苦味を巧みに調合し、「正直」という切り札を勝負どころで生かしている。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★☆☆☆☆C・ソン監督の、過去の男への執着にはうんざり。『パスト ライブス/再会』にも増して絶望的に興味がもてない。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆愛と市場価値は違う、という至極真っ当な主題を再検討するような内容ながら、謎の“上から目線”に辟易。あくまでハイクラス前提のラブストーリーで、二者択一の物語に根っ子の保守性が滲む。NYの都市映画としての魅力は◎。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆ラブコメとも言い切れない微妙な人間関係、ストレートに言えば唯物論的など多くの要素が混在。どこか時代錯誤な、或いは現代の新解釈の刷り込みにも至ってない脚本。でもそれらと映っている、俳優の演技と背景を楽しめるならば。

  • ゲスト評者
    竹田ダニエル(ジャーナリスト・研究者)

    ★★★★★賛否両論分かれる作品だが、自分は色んな意味で大感動+大号泣。ソン監督特有のシニカルな恋愛観と、今のアメリカ社会の物質主義を「ラブコメ風」に批評するようなスタンスに注目してほしい。何層にも深く楽しめる衝撃作。

    たけだだにえる/1997年生まれ、アメリカ出身・在住。「カルチャー×アイデンティティ×社会」をテーマに執筆、研究。2023年「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」を受賞。著書に『世界と私のAtoZ』、『アメリカの未解決問題』(共著)など。

  • 最高!今すぐ劇場へ!★★★★★
  • おすすめできます♪★★★★☆
  • 見て損はない。★★★☆☆
  • 私にはハマりませんでした。★★☆☆☆
  • うーん……。★☆☆☆☆

 

気が遠くなるほどの資産家で好条件のハリー、貧乏だが若い頃のピュアさを失っていないかつての恋人ジョン。マテリアリストを自認するルーシーは、何を基準に、どちらを選ぶのか?
Copyright 2025 © Adore Rights LLC. All Rights Reserved 配給:ハピネットファントム・スタジオ
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『マテリアリスト 結婚の条件』
5月29日(金)~
監督・脚本:セリーヌ・ソン(『パスト ライブス/再会』)
2025年/米/原題:Materialists/116分
https://happinet-phantom.com/materialists/