悠仁さまにも酷ではないか

 さらに言えば、男系男子に固執することは、次世代で唯一の皇位継承権を持つ悠仁さまに対しても非常に酷なことでしょう。たった1人で「早く結婚しろ、いい女と結婚しろ、子供を作れ」と言われることがどんなにプレッシャーになるかはかり知れません。今はまだ大学生ですが、年齢を重ねれば、誰が未来の皇后にふさわしいかと大騒ぎになるでしょう。子供が持てない事情を持つ人もいるわけですが、もしそうであった場合、人間として否定されることになってしまうのですから、こんな非情な話はありません。男系男子論者は悠仁さまや未来のお妃にも酷いことをしているということを少し自覚したらどうですか。

女性だからできないということはない

 天皇は「主権の存する日本国民の総意に基く」存在と憲法で定められています。主権者である日本国民の多くが愛子天皇を望んでいるとすれば、それを総意と受け止め、女性天皇を認めるべきでしょう。女性であったとしても憲法上は全く問題ありませんし、憲法で規定している国事行為も、女性だからできないということはありません。

 世論調査でも、女性天皇容認が圧倒的多数です。にもかかわらず、男系男子でなければダメだと言っている人たちは、まるで国民の総意に基づかなくたっていいと言っているようなものです。だから男系男子派は憲法違反じゃないですか、とすら思うのです。皇室典範より憲法の方が上ですから、国民の総意に基づかない皇室典範改正なんてしてはいけませんよ。

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 政府は「静謐な議論」などと言っていますが、自分たちが男系男子しかダメだと言って変わるつもりがないのなら、議論になんかなりません。皇族の方々の人間性や人生を無視せず、何より憲法を読み直して議論をしてほしいです。

週刊文春 電子版」では、旧宮家の生活実態や本人たちを連続直撃した【「愛子天皇」大論争に新展開】旧宮家・男系男子の衝撃告白「女系天皇でいい」など続報を配信中。また、女性・女系天皇の賛否についての25000人アンケートの結果「愛子天皇」をなぜ高市首相は拒絶するのか《宮内庁長官を直撃》など「愛子天皇」論争について詳しく報じている。

次の記事に続く 「男系男子のみが天皇になれる伝統」は存在するのか? イギリス王室の専門家が“女性宮家の創設”に断固として賛成するワケ

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