どんなに年収が高かろうが…

 つまり人柄や雰囲気でわかるものでもなければ、現在の収入や社会的地位で予測がつくものでもない。たまにお客さまのなかにいるのが、「以前、債務整理をしたことあるけど、きちんと全額返済しましたよ。なのに、なぜ借りられない?」という人。債務整理の任意返済で完済していても、任意整理ということは、利息を下げてもらったか、利息を免除してもらっているということ。

 そういう意味では「きちんと」返済したことにはならないのである。だから任意整理で完済してようと破産してようと、信用情報の扱いは同じ「金融事故」となる。ちなみに一度、信用情報にこの事故情報が載ってしまうと、5~10年はその記録が残ってしまうため、現在、どんなに年収が高かろうが、裕福な暮らしをしてようが、審査には落ちることとなるだろう。

 銀行も、その人の未来などは予測できないので、その人の「過去」を見て判断するしかないわけである。住宅メーカーのお客さまも同様に、その人の現在の生活ぶりや年収では判断がつかないことも多い。

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 高級車に乗って颯爽と展示場に訪れるお客さまも、審査で信用情報を照会してみたら、過去に「債務整理」をしていたり、クレジットカードの延滞記録が出てきたり(金融事故ではなくても3カ月以上延滞すると信用情報に残ってしまう)して審査落ちするケースもある。

 逆に15年前に債務整理していても、信用情報からはその後、抹消されていて、すんなり審査に通ってしまう人もいる。

 ただ後者のような信用情報から昔の「黒歴史」が抹消されている人にも注意が必要。たまたまこのお客さまは、その後、クレジットカード等もつくり、他社借入も確認できたのでよかったが、たまに信用情報にまったく何も出てこないケースがある。これが「スーパーホワイト」というもので、ローンやクレジットカードをいっさい使った履歴がない人。