優しい息子の言葉
――妹さんからお兄ちゃんに妊娠を伝えたと。
hisako そうしたら、やっぱり息子って母親に優しいんですよね。「めでてえやん」って言ってくれて。
その「めでてえやん」の一言を私は一生忘れないと思うんですけれども、本当に救われたというか、娘もそれで黙ったというか、納得した感じで。
最終的には、「お父さんとお母さんはいい年だけど夫婦だし、子どもができることは汚いことでもいやらしいことでもなく素晴らしいことで、君たちと同じようにきっとかわいい子が産まれるよ」と丸め込んだといいますか(笑)、最後は娘も受け入れてくれて、楽しみに皆で待つことができました。
――仲が悪いよりよっぽどいいんですけどね。
hisako そう。だから、そこがあったので言いづらかったというのもあって。
もし子どもたちが中高生とかだったら、「気持ち悪い」みたいな感じになったかもしれないんですけど、彼らももう大きくなっていましたから、「仲良くていいじゃん」みたいな、大人な対応をしてくれて助かったなと思います。
背中を押してくれた母の言葉
――hisakoさんのご両親や親戚などの反応はいかがでしたか。
hisako それはビックリです。みんな本当にひっくり返ってくれたんですけど、私の母だけは伝えた1秒後に、「いいじゃん。産みなさいよ」って言ってくれたんですよね。根拠はないんですけど、「きっと大丈夫。大丈夫だから産みなさい」って背中を押してくれた母の言葉は、本当に心強かったです。
――嬉しいことですけど、年齢を考えるとなかなか言えないですよね。
hisako ただ、昔は高齢出産が珍しくなかったみたいで、私も50近くで産んだ親戚の話なんかを聞いていたものですから、それは本当に楽しいハプニングというか、人生のうれしいサプライズだなと思ってます。
――20年ぶりの妊娠ということで、若い時と比べて心身の変化はありましたか。
hisako もうすっかり忘れちゃってて、胎動なんかは懐かしいというか、「ああ、こうだったな」というのはありました。
47歳の妊娠って大変そうって思われると思うんですけれども、20代で産んだときの方がよっぽどしんどかったなと思って。
――それは意外です。
hisako やっぱり若い時って元気がある分、無理が利くから、なんでも頑張りすぎちゃうんですよね。
あと、欲もあるじゃないですか。もっと遊びたいとか、オシャレしたいとか、働きたいとか。いろいろやりたいこともたくさんあったので、子どもに我慢させてでも全部やって、結局しんどい思いをするとか、そういうことが多かったんです。
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