ママたちが子どもに厳しいことにビックリ
――研究は雑誌とかで?
hisako いや、公園とかですね。私が今雑誌で読みたいのは「51歳で入園式にママとして出る時に絶対にやっちゃいけない服装」みたいな特集ですけど、絶対に載ってないので読んでないです(笑)。
本当はグレイヘアも素敵で憧れるんですけど、子どもが小さい時はちょっと頑張って染めていようかなと。あと、私はもうおばあさんの域の年齢なので、なるべく痩せすぎないよう肉付きをよくして姿勢をよくすれば、今のママにちょっとは擬態できる、というのが研究結果です(笑)。
――でも、周りの保護者からしたら、HISAKOさんのように子育てを一通り経験したお母さんがそばにいるってめちゃくちゃ心強いと思うんですけど。
hisako たしかに、アドバイスを求められることはありますね。「最近上の子が反抗的で言葉遣いが悪いんですけど、どうでした?」とかってよく聞かれます。
――20年前と今の保護者に違いって感じます?
hisako みんな子どもに厳しいですよね。これはビックリしましたね。
――昔に比べて、今の親のほうが厳しい?
hisako ですね。一番驚いたのは、子ども同士がおもちゃの取り合いになった時、親御さんの皆さん、「譲りなさい」って言うんですよね。
うちの子が他の子とおもちゃの取り合いになった時、相手の子が譲りたくなさそうだったので、「大事なものは簡単に譲っちゃ駄目だよ。いいよ、持ってて」と私が声をかけたら、そのお母さんが「えーっ」となっていて。
「あ、今はこんなこと言っちゃいけないんだ」と思って、それからは言うのをやめたんですけど。でも、そんなに自分を殺して「どうぞどうぞ」という教育は、私はどうかと思っているんですけど。
上の2人の子育てには、たくさんの後悔が
――そういう時、20年前の保護者はどうしていたんですか?
hisako 放っておく。
――介入しない。
hisako です。そうすると強い子が強いままになりがちなんだけど、そういう子は嫌われたり敬遠されて自然と友だちがいなくなるので、結果的に、「譲らないと自分も寂しいんだ」とかって分かって、丸くなるんですよね。
この前もIKEAで、小1ぐらいの男の子がうちの子におもちゃを譲らなかったら、その子のパパが、子どもが泣くまで怒っていて。
――世間体を気にして怒ってしまうこともあるような。
hisako “ちゃんとしている親”という世間体を気にして、ってことですかね。ちょっとこういう子育てが行き過ぎると、親子共にしんどいんじゃないかなって心配になりますね。
とはいえ、私も上の2人の子育てには後悔ばっかりで。
――年の離れたお子さんができて改めて、過去の子育てを考え直すというか。
hisako とにかく、あんなに怒らなきゃよかったな、って。今わかるのは、「しつけなきゃ」とか、「恥ずかしくない大人に育てなきゃ」とかっていうのは、全部要らなかったって断言できます。
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