逆に当たったときは、もちろん占い師の手柄です。
「だから言ったでしょう。私の判断がなかったら大変なことになっていましたよ」
たとえ、相談者の努力によって成功をつかんだとしても、占いのおかげだと恩を着せる。
これが、この連中のやり口です。
さらに、占い通りに行動して失敗した場合でさえ、こんなことを言います。
「占い通りにしたから、この程度の不幸で済んだんですよ」
「もし言われた通りにしなければ、もっとひどい目に遭っていたはずです」
よい結果はすべて占い師のおかげで、悪い結果はすべて相談者のせい。
これくらい面の皮が厚くなって初めて、成功する占い師になれるのです。
稼げる占い師は、そもそも相談者のことを第一に考えていません。
良識や倫理観をかなぐり捨て、自信満々に無責任な発言や不安を煽る占いができるのです。
稼ぐ占い師は「占い以外」で儲ける
どんなに売れっ子の占い師でも、どんなに高額の鑑定料をふっかけたとしても、対面鑑定で稼げる額には限界があります。
にもかかわらず、年収1000万円を超える成功した占い師が存在するのはなぜか。
理由は単純です。彼らは例外なく、対面鑑定の収入をはるかに上回る「別の稼ぎ柱」を持っているからです。彼らにとって占い師という肩書きは、名を広め、信頼を得て、「カモ」となる顧客を集めるための入り口に過ぎません。
そしてその先に用意されているのが、占い師としての名前や権威を商品化する仕事、いわゆる「名義貸し」です。
占いのアプリやサイト、企業のホームページなどで「監修」「推薦」「〇〇先生が関わっている」といった表記を目にしたことがあるかもしれません。
実際課金したらすぐに結果が返ってくることからもわかる通り、あれはただのプログラミングで弾き出された誰にでも当てはまる文章です。もちろん、占い師本人が一件一件鑑定しているわけではありませんし、そもそも中身にも関与していないこともあります。
しかも、タレント占い師ともなれば、4つも5つものサイトやアプリに名義貸しをしています。本来相談者の立場に立てば、一つのサイトやアプリにまとめておくべきですが、占い依存の状態にある人ほど、信じる占い師の名前がついているサービスすべてに登録してしまいます。
こうしたしくみは、心が弱い立場や不安を抱える相談者を食い物にするという点で、悪質だと言わざるを得ません。
