これまで「週刊文春」が4号連続で報じてきた高市陣営の中傷動画問題。
核心を避ける高市首相の答弁
昨年10月の総裁選と今年2月投開票の衆院選において、高市陣営がライバル候補や野党を揶揄・中傷する動画を「1日100本〜200本」作成し、SNSで拡散していたものだ。
総裁選では、小泉進次郎氏を〈カンペで炎上!無能で炎上!ボロが出まくって大炎上!!〉、林芳正氏を〈完全アウト〉〈出馬しないで下さーい〉などと中傷。衆院選でも、中道の候補者を批判する動画を大量に流した(実際の動画は「週刊文春 電子版」で公開中)。
一連の動画作戦は木下秘書が中心となって実施し、その一部は前出の松井氏に動画作成・拡散を依頼した。また総裁選では、現こども政策担当大臣補佐官の西田譲氏も動画作戦を巡る昨年9月25日の会議に参加していた。
国会で追及を受けた高市首相は、この松井氏に関して「私自身も地元の秘書も面識のない方」と切り捨てた。その後の答弁も、いずれも核心を避けるものだ。
〈他の候補に関するネガティブな情報を発信する、あるいはそのような動画を作成して発信するといったことは一切行っておりませんと、(秘書から)報告を受けています〉(5月11日)
〈私自身の戦い方の流儀をずっと傍で見ていた秘書でございますので、週刊誌の記事を信じるか、秘書を信じるかというと、私は秘書を信じます〉(同)
〈「代議士が決して望まない戦い方、やり方を私どもがやるはずないでしょう」と、反対に秘書から私、怒られましたよ。「信じてないんですか」と怒られましたよ〉(5月28日)
依頼した文章、67通のショートメール
だが、実際には木下秘書が中傷を具体的に依頼した文章をはじめ、67通に及ぶ松井氏宛てのショートメールなどが残る。さらには、木下秘書と松井氏による会話を克明に記録した音声も存在するのだ――。
《この続きでは、音声に記録されていた公設秘書の木下氏の発言、新たに明らかとなった松井氏の蜜月ぶりを示すやりとりなど高市事務所の関与を示す新証拠について詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および6月4日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる。また「週刊文春 電子版」では、これまでの記事、入手した中傷動画や音声データを公開中》

