メッシ、エムバペとともに登場した“日本人選手”

 シャキーラは、ナイジェリアのアフロビート・シンガー、バーナ・ボーイをフィーチャーしたW杯公式ソング「Dai Dai」をリリースした。シャキーラがW杯公式ソングを歌うのは、2010年・南アフリカ大会の「Waka Waka (This Time for Africa)」に続く2度目だ。

「Dai Dai」ビデオの冒頭、W杯出場選手12名が「準備は万端だ!」(We are ready!)と視聴者に語りかける。リオネル・メッシ、キリアン・エムバペなどそうそうたる顔ぶれに混じって日本代表の久保建英も登場する。

W杯の公式テーマ曲「Dai Dai」のMVに登場した久保建英(シャキーラのYouTubeより)

 サッカー選手は祖国を離れ、他国のチームで活躍することが多いが、W杯では祖国を背負ってプレーする。「Dai Dai」に登場する選手の出身国はアルゼンチン、コロンビア、ブラジル、スペイン、イギリス、フランス、ドイツ、ノルウェー、アメリカ、カナダ、そして日本と多彩。

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 その中の一人、ドイツのバイエルン・ミュンヘン所属のアルフォンソ・デイヴィスはカナダ代表だが、リベリア国籍も持つ。しかし生まれはガーナ。リベリア人の両親は祖国の第2次内戦時にガーナの難民キャンプに避難し、デイヴィスはそこで生まれている。一家はのちにカナダに移り、デイヴィスはカナダで育ち、サッカーを始めた。

カナダ代表のアルフォンソ・デイヴィス(本人インスタグラムより)

多彩な言語、多様な人々のパフォーマンス

 テーマソング「Dai Dai」はディヴィスのような生い立ちを持つ人も含め、世界中の人々への応援歌だ。歌詞全体の大意は「苦しくても、傷付いても、自分を信じて、夢をつかもう」だ。「Dai Dai」とはイタリア語で「さぁ、行こう!」を意味し、曲の最後は「Dai Dai!」「行こう!」「Dale!」「Allez!」「Let's go!」と、5言語で「さぁ、行こう!」が繰り返される。

 また、歌詞の途中には「ペレ、マラドーナ、ベッカム......」など過去の偉大な選手の名と、続いて「ブラジル、ウルグアイ、アメリカ、ジャパン、コリア......」と世界の国名が連呼される。

W杯の公式ソング「Dai Dai」。公開からわずか2週間で1億回再生を突破した(シャキーラのYouTubeより)

 ビデオの中でシャキーラは女性のみのバックダンサーを従え、驚くほどのダンス・スキルで踊る子どもたちをフィーチャーしている。ウガンダの「ザ・ゲットー・キッズ」のメンバーだ。ウガンダは長年にわたる武力紛争によって極度に貧困化し、さらには孤児となっている子どもも多く、そうした子どもたちによって結成されたのがザ・ゲットー・キッズだ。ダンスの実力はすでに世界中に知れ渡っており、今回のW杯最終日のハーフタイム・ショーにもシャキーラと共に登場する。

 W杯とは、サッカーを通じて世界をつなぎ、子どもたちの未来と、世界の平和に貢献する祭典なのだ。

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