美しいグレイヘアが印象的なモデルの野田ユカさん(64)。もともとピアニスト・エレクトーン奏者として活動していたが、約40年続けていた黒染めをやめ、白髪を活かしたヘアスタイルにイメチェンした途端、ストックフォト(画像素材サイト)のモデルとしてスカウトをされたという。

 現在は本格的にモデル業に乗り出し、ファッションから冠婚葬祭まで、シニアモデルにとどまらない活躍を見せる野田さんに、グレイヘアにシフトした経緯や、白髪に対する思いなどを聞いた。(全2回の1回目/2回目に続く)

野田ユカさん ©釜谷洋史/文藝春秋

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20代前半から白髪が出てきて「あれ?」と…

――シニアモデルとして注目を浴びている野田さんですが、もともとはヤマハのエレクトーン奏者だったそうですね。

野田ユカさん(以降、野田) 23歳からエレクトーンのプレーヤーをしていて、『おかあさんといっしょ』とか、『ルックルックこんにちは』なんかで弾いていたんです。

――『ルックルックこんにちは』、岸部四郎さん司会のワイドショーですよね。

野田 そうですそうです。ヨネスケさんの「突撃!隣の晩ごはん」をやっていた木曜日に、生歌の伴奏をしていました。

――当時は20代かと思いますが、白髪が気になりだしたのもそれくらいですか。

野田 白髪は20代の前半ぐらいからですかね。ちらほら後頭部に出てきていて、あれ? みたいな。

 

「白髪は隠すもの」白髪染めをして、帽子もかぶっていた

――自分には見えにくい場所から白髪が出はじめて。

野田 そう。あまり見えないんで人に言われたりとかして。

 人前で音楽をやっていたから若く見られたい思いもあったし、当時はまだまだ、「白髪は隠すものである」みたいな風潮でしたから、20代から定期的に美容院に行って白髪染めをしていました。母親も白髪体質で、やっぱり染めていたし。

――今だと白髪を活かしたヘアカラーも多いですけど、当時はあの真っ黒な白髪染めをしていたということで。

野田 そうです。とにかく白髪を隠したい一心で白髪染めをずっとしていました。3、4週に1回は染めに行ってましたね。

 その上で、帽子もかぶっていました。

――鉄壁のガードで。

野田 帽子は白髪を隠したいのもありましたけど、ファッション的になんとなく“帽子込みで自分”みたいになってたのもあって。なので、40歳以降は帽子なしでの外出は絶対にしなかったです。