「多少のストレスはある」

 メキシコ・モンテレイの事前合宿地で地元メディアにスペイン語でこう話したのは、久保建英だ。日本のエースに一体何が……。

 今回の日本代表は、メンバー26人中23人が海外組と、“史上最強”と称される。チームを率いるのは森保一監督だ。

「監督は2018年に就任して以来、5月31日のアイスランド戦まで72勝を挙げ、勝率は69.9%。前回のカタールW杯ではドイツやスペインを撃破。昨年10月はブラジル、今年4月にイングランドと、強豪相手にも勝利を収めてきた」(サッカーライター)

 これまでW杯4大会でベスト16入りしながらも、“ベスト8の壁”に阻まれてきた日本。今大会は「最高の景色を」がチームの合言葉になっているが、その足元には幾つもの“落とし穴”が潜んでいるのだ。冒頭の久保の発言はその1つ目、“厳しい環境”に起因するもの。彼は続けて地元メディアにこうボヤいていた。

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「ピッチは正直、W杯レベルに達していなかった」

流暢なスペイン語を話す久保 ©時事通信社

 スポーツ紙記者の解説。

「予定していた練習場が天候不良の影響もありデコボコで、怪我に繋がりかねなかった。急遽、地元の医大施設を使用するも、ここもピッチが固く、翌日は数10キロ離れた場所を使うことに。そこで久保は取材に正直な感想を言ったのです」

 二転三転し、5日間の事前合宿の4日目でようやく当初予定していた練習場所を使用できたのだ。日本人で初めてメキシコリーグに在籍した百瀬俊介氏が言う。

「この時期のモンテレイは夕方にスコールが降るので、雨対策がされていないグラウンドだとサッカーができなくなる。メキシコは良い意味でいい加減なので、ある程度、順応して受け入れる必要があります」

選手たちが口を揃えて「暑い」

 日本はグループ初戦と第3戦をアメリカのダラス、第2戦をモンテレイで戦う。森保監督がモンテレイを事前合宿地にしたのは、メキシコの環境を知っておくことも目的としているが、手痛い洗礼を浴びた形だ。

 気候も厳しい。アメリカでプレーする吉田麻也は「湿気もある。ダラス、オースティン、ヒューストンは本当に行きたくないくらい。モンテレイはもっと暑い」と警鐘を鳴らしていたが、百瀬氏もこう言う。

「モンテレイは暑い。ダラスに至っては、夏の屋外でサッカーしたら死にますよ」

 実際には第2戦は現地の夜10時キックオフで、初戦と第3戦は空調付きスタジアム。スコールで時折涼しくなることもあり得るが、難しい環境なのは確かだ。

《この続きでは、他の3つの落とし穴を関係者の証言とともに報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および6月11日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》

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