――生活の必要というか、ジム通いとの兼ね合いという面も大きかったと。ただ18歳の頃には、ホンダ・ビートも所有されています。かなり走りに振った車ですが……。

さくら 実はあのビート、もともとおばあちゃんが乗っていた車なんです。

――なんと。かなりファンキーなおばあ様ですね。

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さくら ですよね(笑)。当時は「そういうものか」と思っていましたけど、今考えるとだいぶ好きだったんだろうなって。

 その後、ビートはおばあちゃんからお母さんに渡って、私が免許を取ってからはメインで使わせてもらっていたんです。

18歳で譲り受けたビートはもともと祖母の愛車だった

――ビートでサーキットに通ったりは?

さくら 自分では走らず、見学に行くだけでしたね。まだ経済的にも余裕がなかったですし。

コテコテの改造車で通勤途中に立ち往生

――今のシルビアは、ビートから乗り替えた形ですか?

さくら いや、シルビアの前にゴリゴリに弄ったアリストを買ったんですよ。マニュアルに載せ替えられた車両で、タービンにも手が入っていて、600馬力くらいあったみたいで。

600馬力を出力していたというアリストのエンジンルーム

 そのときは何も考えず、キャンディレッドに全塗装された見た目がとにかく気に入って買ったんですが……。まあ、すぐに壊れるんですよ(笑)。

アリストではサーキット走行にもチャレンジ

――ハードチューンされた車は、どうしてもリスクが大きいですよね。

さくら 普通に通勤に使っているだけで調子が悪くなって、途中で突然車が止まっちゃったりとか。社会人になってまだ日が浅かったこともあり、「ちょっとこれじゃキツいな」と、あまり乗らずに手放して。それで一旦、足用のデイズルークスに落ち着いたんですよね。

――そこから、一昨年になってS15のシルビアを購入したと。

さくら 高校生の頃からずっと憧れていた車だったんですよね。当時からドリフトをやってみたくて、そうなるとパーツも豊富でパワーも出しやすいS15かなって。

――シルビアのなかでもマニュアルでターボのモデルは、かなり高騰していますよね。

さくら そうなんですよ。この車も、450万円とか。

2024年に購入したS15シルビア。ドリフト競技では王道の車種だ

――おぉ……。20代前半でその額は、かなりキツかったのでは?

さくら もちろん高いは高いですけど、いつかは絶対に乗りたかったですし、待っていても高くなる一方ですからね。

 ただ、納車されてあまり時間が経たないうちに、コンピューターの異常やらでまともに走れなくなってしまって。修理のついでに色々と手を入れてもらって、なんだかんだでプラス200万円とか。車も1年くらい手元に戻ってこなかったんですよね。