瀬古選手には中東からもたくさんの問い合わせがきていましたが、そのようなオファーには一瞥もくれず、2025年7月、ルアーブルへの入団を即決しました。
そして、W杯まで残り1年という中での人生をかけた挑戦。代理人として瀬古選手の“男気”を感じました。
新境地を開きクラブ月間MVPに
ルアーブルでは初戦はセンターバックで出ると、2試合目からはボランチで起用されるようになりました。瀬古選手自身は最初、センターバックで出たいと言っていましたが、監督から「攻守の要になってくれ」と言われます。
すると、持ち前のカバーリング能力とパスの展開力を存分に発揮して新境地を開き、2025年10月にはサポーター投票によるクラブ月間MVPに選ばれました。
2026年1月から本職のセンターバックに戻ると、同月に再びクラブ月間MVPに選ばれています。
2024年10月以降、東アジアEー1サッカー選手権といった国内組のみの活動を除き、瀬古選手はすべての日本代表の活動で招集されています。
有言実行の瀬古選手
代表ではセンターバックでの出場が主ですが、今年のパフォーマンスを見るかぎり、ボランチのほうが将来を見据えると適しているかもしれません。
鋭い読みで相手のチャンスの芽を潰し、攻撃では正確なくさびのパスとフィードでチャンスメイクしていく。瀬古選手自身がそのポテンシャルを最大限発揮し、存在価値を高めていっています。そしてW杯で活躍し、さらにステップアップしていってほしいところです。
「5大リーグに放り込んでくれたら絶対にやれる」
まさに有言実行。
瀬古選手は本心でそう言っていましたし、“男気”を武器に道を切り拓いています。
※本記事は『最強の代理人 欧州最前線の代理人が日本サッカーを強くする』(KADOKAWA)を一部抜粋・再編集したものです。

