群雄割拠、猛者たちがしのぎを削るものまねの世界において、「日本が誇る世界的スーパースター・大谷翔平と顔が似ている」という武器で大活躍を続ける大谷似翔平。
もともとはモデルとして活動していたが、SNSでバズったことをきっかけにものまねタレントとしての仕事が大量に舞い込んでくるようになったという。
アメリカに足繁く通ってドジャースの選手と交流を重ねている一方、実は「野球が嫌いだった」という彼に、ものまねを始めてからの変化とこれからの夢を聞いてみた。(全3回の2回目)
大谷翔平を生で見たらものまねが上手くなった
――ドジャースタジアムにはどれくらいの頻度で行かれているんですか?
大谷似翔平さん(以下、似翔平) これまで2年半で8回行きました。ドジャースタジアムに行き始めたきっかけは、僕が勝手に大谷さんの名前を使ってものまねをしてお金をもらっているわけですから、「応援してます」と口だけで言って、日本にいて何もしないのは気持ち悪いなと思ったからです。
ただ、最初は本当にお金がなかったので、クラウドファンディングさせていただいて、現地でのレポートをリターンにしました。それがきっかけで現地でもいろいろな出会いがあり、助けてもらうようになって今に至る感じです。
――大谷選手を初めて生で見たのは?
似翔平さん ドジャースタジアムで行われたドジャース移籍後初のホーム開幕戦です。最終日はバックネット裏の席で見たのですが、すぐ目の前にあるネクストバッターズサークルで準備をしている様子をじっと見ていました。大谷さんが集中しているときに、気を散らしてしまったらいけないので、とにかく息を潜めてじっとしていようと。怖くて動けなかったですね。
――生で見た感想はいかがでしたか?
似翔平さん デカかったです。あと、たたずまいがカッコよすぎました。
――生で見たことがものまねにプラスになっていそうですね。
似翔平さん めっちゃなっています。正直なところ、大谷さんのフォームや癖とか、僕は映像を見てもよくわからないんですよ。誰かに指摘されたら、「確かに」と思いますが、自分で見てもわかんない。ものまねでやっている、髪をかきあげながらヘルメットを被り直す仕草も、他の人に教えてもらいました。でも、生で見ると、歩き方や姿勢の特徴がすごくよくわかるんです。
――言語化すると、どういう特徴なのでしょう?
似翔平さん 大谷さんは静かですね。動きやたたずまいが静かできれいなんです。
現地から帰った直後は、キサラでものまねをしても、歩いているだけで「あれ? 雰囲気がもっと似ているようになったね」と言われるようになりました。やっぱりロスまで行ったかいはありましたね。お金かけすぎですけど(笑)。

