群雄割拠、猛者たちがしのぎを削るものまねの世界において、「日本が誇る世界的スーパースター・大谷翔平と顔が似ている」という武器で大活躍を続ける大谷似翔平。

 もともとはモデルとして活動していたが、SNSでバズったことをきっかけにものまねタレントとしての仕事が大量に舞い込んでくるようになったという。

 アメリカに足繁く通ってドジャースの選手と交流を重ねている一方、実は「野球が嫌いだった」という彼に、ものまねを始めてからの変化とこれからの夢を聞いてみた。(全3回の3回目)

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大谷似翔平さん ©杉山秀樹/文藝春秋

身長178センチなのに「小さいですね」と言われることも…

――大谷翔平選手のものまねをしていて、大変なことって何でしょう?

大谷似翔平さん(以下、似翔平) 大変なこと……。「小さいですね」と言われて、いちいちイライラすることですかね(笑)。

――似翔平さんも178センチあるのに、大谷選手がデカすぎますからね。

似翔平さん 目立つのもちょっと大変ですね。僕は目立たない人間だと思っているんですけど、帽子を被るとイメージされやすくなるみたいで。僕のことは知らなくても、みんな大谷さんのことは知っているから、電車に乗っていると「似てるよね」「私は似てないと思う」みたいな会話が耳に入ってきて(笑)。

――それは宿命とはいえ、ストレスになりそうですね。

似翔平さん SNSでもいろいろ言われます。「似てない」とか「やめろ」とか。

――えーっ! そんなことまで……。

似翔平さん 「人のふんどしで何やってるんだ」とか。「この前、◯◯で会ったけど態度が悪かった」とか。僕は明るい人間じゃないので、普通に応対しているだけなんですけど、たぶん素っ気なく感じるんでしょうね……。バズればバズるほど、そういうコメントがつきますね。

――どう対処していますか?

似翔平さん ニッチローさんには「気にするな」と言われました。「返したら負けだよ」と。

 

――おお、ニッチローさんはメジャーものまねの大先輩ですね。

似翔平さん お仕事で一緒になることも多いですし、テレビの控室が一緒だったこともありました。ニッチローさんが経営している焼肉屋さんにも行ったりとか。先輩というか、すごい人という感じですね。

 でも、やっぱり言い返したくなるんです。よくSNSでもレスしちゃうんですけど(笑)。

――レスバしてしまうと。

似翔平さん 実際、放っておくと忘れるから、言い返さないほうがいいんですけど、嘘を書かれたりしたら否定したくなっちゃうんですよね。それも我慢したほうがいいというのは、もどかしさがあります。でも、ニッチローさんの教えを守って、言い返したら負けだと思うようにします。