群雄割拠、猛者たちがしのぎを削るものまねの世界において、「日本が誇る世界的スーパースター・大谷翔平と顔が似ている」という武器で大活躍を続ける大谷似翔平。

 もともとはモデルとして活動していたが、SNSでバズったことをきっかけにものまねタレントとしての仕事が大量に舞い込んでくるようになったという。

 アメリカに足繁く通ってドジャースの選手と交流を重ねている一方、実は「野球が嫌いだった」という彼に、ものまねを始めてからの変化とこれからの夢を聞いてみた。(全3回の1回目)

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大谷似翔平さん ©杉山秀樹/文藝春秋

山本由伸選手のそっくりさんと一緒に

――「大谷似翔平」はどこまでが苗字でどこからが名前ですか?

大谷似翔平さん(以下、似翔平) 決まってないんです(笑)。「大谷似翔平」で一つという説もあります。

――苗字という概念がない。

似翔平さん そうですね。自分は「大谷」じゃないし、「翔平」でもないし、みたいな。ただ、「似翔平」と呼ばれることが多いですね。

――では、似翔平さんと呼ばせていただきます。ずっとお忙しいと思いますが、最近はどのようなお仕事が多いのでしょう?

似翔平さん ショッピングモールなどのイベントに呼ばれることが多いですね。

――山本由伸選手のそっくりさんの「山本申伸(もうしのぶ)」さんと一緒のことが多いようですが。

似翔平さん 基本的に2人です。最初は1人で呼ばれることが多かったのですけど、2人だとできることも増えますし、最近は申伸さんと2人でいるほうが喜んでいただけますので。

――2人が出ていけば、子どもたちは喜ぶでしょう。

似翔平さん 子どもたちは喜んでいるのか微妙ですね。「本物?」って言われます(笑)。小学校の入学式のステージに呼ばれて申伸さんと2人でものまねをしましたが、「何してんの?」って言われましたから。「それ、僕らがずっと思ってるよ」って(笑)。

 

「野球をやったことがない」のに似ているワケ

――ものまねショーで有名な「そっくり館キサラ」にも出演されています。

似翔平さん はい、2年目になります。ニッチローさんがキサラを辞めた半年後ぐらいに僕が入った感じです。

――ものまね界のベテランたちに囲まれて。

似翔平さん そうですね。ネタはキサラで作っていただいて、それをベースにいろいろな場所で披露しています。

――そうなんですね。

似翔平さん 店長からはいろいろアドバイスをもらっています。あと、粗品さん(霜降り明星)のものまねをするアンドーひであきさんや、(中島みゆきのものまねをする)中垣みなさんは野球が大好きなので、「(大谷翔平の)この癖を足したほうがいいんじゃない?」とアドバイスをいただきました。特にアンドーさんは野球経験者なので、僕が野球をやったことがない分、参考にさせてもらっています。

――みなさん優しい! 

似翔平さん キサラの方たちは特に優しいですね。僕があんまりガツガツしていなくて、ただ顔が似ていてバズっただけなのも知っているので。