社外取締役の顔ぶれは?

 ここでH.U.の指名委員会メンバーの顔ぶれを見てみよう。

 委員長の吉田仁氏はネット通販、アスクルの元副社長。青山繁弘氏はサントリーホールディングスの元副会長。伊藤良二氏はコンサルティングファーム、ベイン・アンド・カンパニーの元日本支社長。白川もえぎ氏は弁護士でアンダーソン・毛利・友常法律事務所のパートナーだ。ちなみに白川氏は白川方明元日本銀行総裁の娘である。

H.U.グループの施設(写真はH.U.グループHPより)

 企業のガバナンスに詳しいプロフェッショナルとしての働きを期待されて集められた人々だが、検査薬の業界をよく知るわけではないし、H.U.の社内事情に精通しているわけでもない。

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 では部外者である社外取締役には何を期待するのか。企業ガバナンスに詳しい専門家はこう説明する。

「経営危機にある会社では、しがらみに捉われず抜本的な改革を断行できる強力な経営者を外部から招聘する。日本航空が会社更生法の適用を申請したときに稲盛和夫氏を招いたのがその好例だ。

 一方、うまく回っている会社では、前任のCEOやその他の執行役員たちに新CEOを決めさせ、その決定が妥当かどうかをチェックする程度でいい」

※この続きでは、「指名委員会等設置会社の欠陥」について日本共創プラットフォーム会長の冨山和彦氏がコメントしています。

約8500字の全文は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年7月号に掲載されています(大西康之「株主資本主義の末路 H.U.最高責任者が全員辞任!」)。

■大西康之(おおにし・やすゆき) 1988年、日本経済新聞社入社。編集委員などを経て2016年独立。著書に『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』など

文藝春秋

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株主資本主義の末路 H.U.最高責任者が全員辞任!

出典元

文藝春秋

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