「売れっ子のパー子がこの男を選ぶはずがない」——現在ではお似合いの夫婦として知られる林家ペー・パー子だが、結婚当時、「売れっ子」だったパー子と「万年弟子」のペーの婚約は周囲をおおいに騒がせたという。
雨の上野・不忍池でのファーストキス、思いがけない同棲生活のはじまりまで。林家ペー初の語り下ろし『ヨレヨレ人生漫談』(小学館)より、抜粋して紹介する。
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「こんな人気のある人がなんで?」パー子との交際
パー子にとって、お母さんの声は神の声。お母さんの言うことは間違いないと思っているから、何の疑問もなく、僕と結婚すると思ったんじゃない?
と、パー子の側は決めていても、僕の方はそうはいかないわよ。恋心? いやいや、そういうことじゃなくて、こんな人気のある人がなんで?って、疑問っていうか、疑念っていうか。
彼女が林家一門に入って間もない頃に、おかみさんがパー子の連絡係になっていたのね。その時に聞いたの。「パー子ったらすごいのよ。『おつきあいしたい。デートしたい』という申し込みが5つも6つもあって、その相手がラジオ局のプロデューサーとか、名古屋で大きな会社を経営している社長とか、すごい人ばかりなのよ」って。パー子に話を通したのかどうか、師匠がみんな断ったっていうけどね。
自然発生的に「ペーパー」というコンビに
それからいろんなプロセスがあったけど、なんだかんだって言いながら縁なのかなぁ?
偶然にもぺー平とパー子で「ペーパー」になったということも人生なんだよね。だって別にコンビでもなんでもないんだから。さっきも言ったけど、僕は最初からぺーじゃなくて「ぺー平」が僕の芸名だったの。それがパー子という妹弟子ができたら自然発生的に二人合わせて「ペーパー」になったの。
