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2018/09/11

質問5.「森保監督の多忙ぶりは気になるところ。東京五輪代表監督との兼任は可能ですか?」

 解説

 いい質問ですね(これ一度、言ってみたかったです)。確かに森保監督は多忙極まりないです。インドネシアで開催されたアジア大会に東京五輪世代のU-21代表で臨み、準優勝しました。今月1日の決勝戦を前に、A代表のメンバー発表が現地で行われています。日本で行われないのは極めて異例です。「しっかり選考できているんですか?」という疑問もあるとは思いますが、技術委員会スタッフの報告も参考にしつつ、メンバーを選んだとのこと。帰国して休む間もなく、A代表の活動に入っております。兼任のデメリットとしてはA代表の活動に(または東京五輪代表の活動に)専念できないというのは確かにあります。

バルセロナ下部組織出身の久保建英も東京五輪世代だ。森保の率いる五輪代表、そしてA代表の座を狙う ©AFLO

 ただ逆にメリットもあります。それは「多忙」に象徴されるように、五輪代表もA代表も両方指導できることです。先述しましたが、今の時代、Jリーグの超過密日程もあって国内でA代表の強化キャンプを張ることも簡単ではありません。A代表の活動そのものの時間も少なくなっています。しかし2つの代表を兼ねることによって、たとえば五輪代表で評価を上げてきた選手をA代表に抜擢しやすくなります。そうなると2つの代表でその選手を手元に置くため、より自分の考えやチームコンセプトなどを落とし込みやすいと言えます。これまで五輪代表の中心選手であっても、A代表に呼ばれない選手もいました。五輪代表とA代表がリンクするのは、大きなメリットだと私は考えます。つまり今回のA代表は「リンク」の出発点となります。そんな観点からコスタリカ戦を見てみてはいかがでしょうか?

 以上、編集部からの質問にお答えしました。

 結果も内容も良ければ、欧州から多くの選手を召集するはずの10月の親善試合でも今回のメンバーが入っていくと思います。

 それにしても池上さんへの道は難しいっ!

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