例えば、1カ月の電気使用量(低圧)が300kWhの家庭では、7月と9月は1050円、8月は1350円、つまりトータルで3450円が補助される計算になります。
今年の値引き単価は、昨年の2倍弱になりましたが、補助金はあくまで「急激な値上がりをマイルドにしてくれる程度」です。結局のところ、家庭内でしっかりと対策を講じる必要があります。
電気代の節約で「要対策」の場所
多くの電気代を使用する家電としては、エアコン、照明、冷蔵庫です。しかし、夏の光熱費を下げるために最優先で対策してほしいのは、家電そのものではなく、部屋の「窓」です。
夏場に室外から部屋に流れ込んでくる熱の約7割が、窓などの開口部から侵入してくると言われています。部屋に熱を入れないことが、夏の光熱費対策の大前提です。
窓の対策としておすすめなのは、サンシェードやすだれ、よしずを使って、窓の外側で直射日光を遮ることです。室温の上昇を抑えることができ、エアコンの効きが良くなります。
カーテンを閉めるだけでも一定の効果はありますが、カーテンは「室内に入ってしまった熱」を遮るものなので、どうしても窓際が熱くなります。熱が部屋の中に入る手前でシャットアウトするのがベストです。
逆効果になるエアコン「室外機」のNG対策
窓対策の次に行うべきは、エアコン周りの工夫です。例えば、屋外に置いてある「室外機」の熱対策は講じているでしょうか。
エアコンは、室内機と室外機の間で熱を移動させることで部屋を冷やしています。室外機は部屋の中の熱を外に捨てる役割を果たしますが、この室外機に直射日光が当たって本体が熱くなっていると、排熱の効率が低下します。その結果、余計な電気代が必要になってしまうのです。
理想は、室外機そのものが日陰にある状態です。ただし、「うちの室外機は日当たりが良すぎるから、場所を少しずらそう」と自分で動かすのは絶対にやめてください。室内機と室外機をつないでいる配管が折れたり、ガス漏れを起こしてエアコンが故障したりする原因になります。