「エアコン2027年問題」の影響

最近「エアコン2027年問題」という言葉を耳にする機会が増えています。2027年4月から、エアコンの省エネ基準が改正されるのに際し、エアコンが全体的に値上がりするだろうと言われています。

日本の家電の省エネ基準には「トップランナー方式」というルールが採用されています。これは、「現在発売されている製品の中で、最も省エネ性能が優れているもの(ハイエンドモデル)」を基準(100)とし、メーカーが年度ごとに出荷する製品全体で基準値を満たすことを求める制度です。

2027年に省エネ基準が引き上げられる際、メーカー全体の省エネ性能の「底上げ」が求められることになります。これにより、エントリーモデルやスタンダードモデルなど機能がシンプルで価格の安い機種が、新しい省エネ基準をクリアするために、より高性能・高価格になったり、市場に出回らなくなったりする可能性があるのです。

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エアコンを買い替えるかどうかの判断基準

では、今年中にエアコンを買い替えたほうがよいのでしょうか。買い換えを検討したほうがいいのは、以下の人です。

1.「次にエアコンを買い替えるときも、20万〜30万円のハイエンドモデルではなく、10万円前後の安い機種が良い」と考えている人
2.今使っているエアコンがすでに製造から10〜13年以上経過している人

「うちは安い機種で十分」という方は、安いモデルが手に入りやすく、かつ駆け込み需要で品薄になる前に、なるべく早く購入するのがベストです。

また、内閣府の調査によると、エアコンの平均買い替え年数は「13.4年」で、その理由の7割が「故障」です。また、メーカーは製造終了から9〜10年間しか部品を保有していません。つまり、10年を超えて使用しているエアコンはいつ壊れてもおかしくなく、壊れても直せない可能性が高いのです。

逆に、エアコンを急いで買い替えなくてもよい人は、次に該当する方です。

1.次に買い替えるときも、省エネ性能が最も高いハイエンドモデルを買うと決めている人
2.今使っているエアコンがまだ新しく、何の問題もなく動いている人