「眞理子は僕が付いていないとダメになる。また、眞理子と一からやり直したい」

 それを聞いて、親族らは「バカ息子が……」と呆れ返った。「もういい加減に手を切れ。どうせ出会い系で知り合ったんだろう。相手もその程度にしか見ていないぞ」と忠告したが、井川さんは激怒した。

「お前らに何が分かる。眞理子のことならオレが一番分かっている。眞理子は夫に捨てられ、子どもたちを抱え、一生懸命に生きてきた。眞理子の人生はオレが救ってやるんだ!」

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 その後、2人は親族らに注意されると、心中騒ぎを起こし、関係の継続を認めさせるという愚行を繰り返すようになった。井川さんは眞理子との「結婚」も視野に入れていた。

愛していた彼女の「二股」が発覚

 だが、眞理子は想像以上にしたたかだったのである。井川さんに隠れて出会い系サイトを利用し、地元で消防士をしている平山聡(同28)と知り合った。

 平山とは、会ったその日にベッドイン。井川さんに隠れて、二股で付き合うようになった。そのことを井川さんは2年近くも気付かなかった。

 やがて、平山の要求は「金がない」という一点に絞られるようになった。平山は眞理子から金を借り、その金で風俗や合コンに繰り出した。1回のギャンブルで400万円を使ったこともあった。その金を返すこともなく、口先だけでしのぎ切った。

 そんな平山に愛想を尽かして、眞理子から別れ話を持ち掛けたこともあったが、その都度、平山が甘い言葉をささやいて、眞理子との関係をつなぎ止めた。

 一方、その“財源”であった井川さんは、生活苦から自殺を考えるようになった。井川さんが作った金は眞理子を経由して平山に渡り、平山はギャンブルや風俗で散財する。まるで井川さんと眞理子の立場が逆転したような関係だったのである。

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