性別で制限されることへの“違和感”
まずは(1)の質問だ。賛成票は93.1%と圧倒的で、目立ったのが、女性差別にあたるのではという意見。
「女性が天皇になることを認めないのは、社会の進展と逆行している」(50代、男性、東京)
「若い世代からすると、性別で職業や役割が制限されることに違和感がある」(20代、男性、東京)
象徴天皇制が専門の、名古屋大学大学院・河西秀哉教授もこう語る。
「天皇は『国民統合の象徴』です。にもかかわらず、国民の半数を占める女性が就けないのは、旧皇室典範が成立した明治時代ならいざ知らず、現代では違和感があるのでしょう」
「男女平等を保障するため」国連から勧告も
24年、国連女子差別撤廃委員会が「男女平等を保障するため」に皇室典範の改正を勧告。欧州では女王が次々誕生しており、それらに触れる意見も多かった。
「国連に女性差別として勧告されている。日本は女性差別撤廃条約に批准している」(50代、男性、兵庫)
「王室を有する欧州10カ国中9カ国が女性の王位継承を認める。男性優位思想のイスラム教国を除けば、王位の女性継承容認は世界の趨勢」(70代、女性、東京)
旧皇室典範が成立したのが、比較的最近の明治時代であると指摘する意見も。
「男系男子に限定されたのは明治以降。そうなった要因には『男を尊び女を卑しむの慣習、人民の脳髄を支配する我国』(井上毅)という言葉に象徴される、当時の風潮があります」(40代、男性、静岡)