——そういう副業ってOKなんですか?

山下 マネージャーをやりながら、ルミネの劇場に出ていたのがバレバレだったんでしょうね。矢部さんのお兄さんから「芸人をやるかマネージャーをやるか、どっちかにしてくれ」と言われました。そのときは芸人だけでは食べていけなかったので、芸人を辞めてマネージャーに専念することにしたんです。そしたら僕が「芸人をやめる」と聞いた渡辺から連絡が来て「芸人を辞めるぐらいやったら、もう一回コンビでやれへんか」と誘ってくれて。それでジャリズムを再結成しました。

——再結成後には、渡辺さんが「世界のナベアツ」として大ブレークしましたね。

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山下 そうですね、渡辺がバーンと売れて、僕も相方ということで一緒に出してもらえるようになりました。それでまた芸人だけで食べられるようになったんです。

 

——相方だけが注目されることに悔しさや嫉妬はなかったですか?

山下 それはなかったですね。単純に嬉しいし、何なら渡辺のおかげで僕も仕事がもらえるのでありがたかったでです。

「下手なドッキリやな」と思った2度目の解散

——それでもジャリズムは2011年に2度目の解散をされていますよね。

山下 渡辺が「落語家になりたいから解散したい」と言い出したんです。吉本本社の会議室に呼び出されて、急にそれを言われたので、最初はドッキリだと思いました。だってそれまで渡辺から落語家になりたいなんて1回も聞いたこともなかったんですよ。だから「下手なドッキリやな」と思って話を聞いて、「わかった、解散しようか」と言って会議室を出ました。でも会議室を出てもカメラが来ない。本社を出ても来ない。家に帰っても来ない。そこで初めて「これ、ドッキリちゃうかったんか」と思いました。

 

——そのときはショックでしたか?

山下 もうちょっとやりたかったので残念ではありましたけど、「わかった」ってもう言っちゃったし、渡辺の人生ですから邪魔するわけにはいかない。仕事があったのも渡辺のおかげでしたし、自分が芸人を続けたいならピンでやればいいだけですから。そこは結構すぐ諦めました。

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