「あんなことで火の玉になっていては…」

 2年前のオフに監督へ就任して以来、余計な“おしゃべり”を完全に封印してきた藤川監督。

「6日、森下翔太外野手(25)が審判への暴言で退場となった時に藤川監督は『プロ野球史上初めてグラウンドで退場になった選手ではありませんから』と話し、冷静になるように求めた。

 しかし今回、監督本人の元来の短気な性格が顔を覗かせてカリカリしてしまった。周囲は『落ち着くんはあんたでしょう』と苦笑してました」(同前)

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©文藝春秋

 そんな指揮官が秘かに見習う名将がいる。中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満元監督(72)である。

「非情な“オレ流”采配を現役時代にリアルタイムで見てきた藤川監督。報道陣との会話を最小限に抑え、選手の入れ替え、ケガなどチームの機密については徹底した情報管理を求めるところは完全にオレ流の受け売りです。

 優勝を最大のファンサービスとして考え、リップサービスは一切やらない。ただ、困ったことに落合さんは冷静沈着で職人気質の態度を貫いたが、監督就任までは喜怒哀楽をしっかり表現する激しいキャラで売ってきた藤川監督は落合さんとは性格に違いがありすぎる。

 ものに八つ当たりするなんて、間違っても落合さんはやらなかった。あんなことで火の玉になっていてはいつまでも落合さんには追い付けませんよ」(当時を知る球界関係者)

 “素のオレ様ぶり”をどうセーブするかが、重要だ。

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