カラマズー大学に進学後、常にトップの成績を保っていた理由

――大学はどちらへ。

綾花 第一希望はミシガン大学だったんですが、いい奨学金がもらえなくて。カラマズー大学という私立の大学が全額負担してくれる奨学金を出してくれたので、そちらに進みました。

 もらった奨学金がSTEM系、つまり理系分野に進まないといけないものだったんですね。もともと文章を書くのが好きで文系寄りだったんですが、奨学金のことを考えて文系寄りの理系ということで生物学を選んで、それに加えて心理学もダブルメジャーで専攻しました。

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 2つの専攻を両方取ると単位が2倍になるので、大学時代もまた4時間睡眠でしたね(笑)。奨学金の停止を避けるために、常にトップの成績を保つ必要があったんですよ。

 心理学に興味を持ったのには理由があって。母が離婚した後に1年ほど一緒に住んでいた母の彼氏が、精神的な病を抱えていて幻聴や幻覚が見えるような状態の人だったんですよ。「いま宮本武蔵と話している」とか言うんです。

 それを見ていて、「脳の状態によってこんなに世界の見え方が違うんだ」と衝撃を受けて、そこから心理学に興味を持つようになって。

 

「母と継父が私の荷物をせっせと段ボールに詰めて…」大学2年で実家を出た経緯

――継父に自分の物を外に放り出されたと話していましたけど。

綾花 大学2年の時ですね。夏休みで実家に帰省していたら、母と大喧嘩になって。そこに継父が介入してきて、私の部屋にあるものを段ボールに入れて外に出されてしまったんです。しかも継父は「グリーンカードを奪う」「健康保険を切る」と脅してきて。

 そんなことされたら大学に行けなくなるじゃないですか。さすがに口だけだと思ってたら、実際に車の保険も健康保険も全部切られました。

 母も継父に協力していて、私の荷物をせっせと段ボールに詰めているんですよ。それが悲しかったですね。

 大学の生物学の教授に相談したら、「生物学の倉庫を使っていいよ」と言ってもらえたので、当時つき合っていた男の子に手伝ってもらって荷物を全部そこへ運んで、それからアパートを探して。そこで完全に実家を出ました。正直、スッキリしました(笑)。