大手製薬会社がクライアントになり、年間収益6000万円超え
――「家庭教師の会社が事業として成立した」と感じたタイミングは。
綾花 徐々にですね。ほんとに少ない生徒数から始まって、先生を何人か雇って、新しい生徒も来てくれるようになってという感じで。コロナの時は特に繁盛しました。
大手製薬会社がクライアントになってくれて、年間収益が30万〜40万ドル(日本円で約4830万〜6440万円)ほどありました。家にいるからオンラインで英会話を習いたいという人が一気に増えたんですよ。
その時に貯められたお金が、後に納豆工場を立ち上げる資金になりました。今は納豆ビジネスに集中しているので、家庭教師の会社はほとんど活動していませんけど。
27歳年上のパートナーとの意外な出会い
――パートナーとの出会いをお聞きしてもいいですか。
綾花 夫が経営するCICというスタートアップや起業家を支援する拠点で、毎週木曜日に「Thursday Gathering」という無料のネットワーキングイベントをやっていて。そこに行くとビールが3杯もらえたんですよ。当時はかなりお酒を飲んでいたので、タダでビールが飲めるからって行っていたんです(笑)。
ウロウロしていたら夫が日本語を話せるとわかったので、日本語で話しかけてみたら向こうは逆ナンだと思ったみたいで、そば屋に誘われました。私からしたら父親と同じくらいの年齢の人なので逆ナンとかそういう感覚は全然なくて。
どちらかというとその会社が面白そうだなと思っていて、「何か仕事のご縁があるかな」と思って話しかけただけなんですよ(笑)。そしたら違う方向でスカウトされたというか、縁ができたというか。
その時、私は23歳で夫は50歳でした。
撮影=石川啓次/文藝春秋
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