「チョコレートミルクに入れて食べている人も」現地で驚いたアメリカ人の“納豆アレンジ”
――どんな人がリピーターになりますか。
綾花 ざっくり2つのグループに分かれています。1つはヨガをやっているような方々。もう1つは高齢の方や病気を持っている方で、お医者さんから骨粗鬆症予防に納豆を食べるといいと言われて来る人がすごく多いです。
骨を折った後に毎日納豆を食べていたら、「このスピードで骨が育っているのは見たことない」とお医者さんに言われたという方もいましたし、定期便を申し込んでくれる方も多いです。
ボストンはリベラルな町で学歴が高い人も多いので、論文で納豆のことを読んで知っていて、サンプルを試食してくれる方もいます。
――フリーズドライの納豆粉も人気だそうですね。
綾花 納豆のネバネバが嫌だけど、ナットウキナーゼは取り入れたいというお客さんがいたので作ったんですが、これが想定外によく売れています。25ドルでちっちゃい袋なんですが、オートミールに混ぜたり、スムージーに入れたりして使う人が多くて。買っているのはほぼ100%アメリカ人。
チョコレートミルクに入れて食べているという人もいて、びっくりしました。たぶんピーナッツバターと同じ感覚で使っているんだと思うんですよね。意外とおいしいとも言っていましたし、子どもに栄養を取らせるためにそういうアレンジをするお父さんお母さんもいます。
売上は年間1500万から2000万円ぐらい、毎年伸びている
――現在の売上高はどれくらいですか。
綾花 年間で日本円にすると1500万から2000万円ぐらいの間だと思います。ただボストンは家賃が高いし、スタッフの人件費もあるので、黒字ではあるけど潤沢に儲かっているわけではないですね。毎年2倍ずつぐらいで伸びてきていますが、もっと売らないといけないとは思っています。
――苦労したことって。
綾花 配送は今でも課題ですね。アメリカの宅配業者は荷物の扱いが本当にひどくて(笑)。強化したプラスチック容器ですら、割れて届くことがまだあります。
これは初期の話になりますけど、スタッフ選びは苦労しました。最初に雇ったスタッフがうまくいかなくて、現在の体制に落ち着くまでに試行錯誤がありました。
菌を扱う仕事は衛生管理の意識が非常に重要なので、サイエンス系の経験がある人という絞り方は正解だったと思いますね。

