――えっ、そうなんですか。
古谷 古谷静佳と検索をかけると「死亡」と今でも出てくるんです(笑)。ほかにも事故、死亡、呪いと物騒なキーワードばかり出てきて。「おもろい」って思いながら、見てますけど(笑)。
そんな私が生きて、声優として戻ってきた。私がいない間に『日常』で私のことを知って「でも、この声優さん、もういないんだ」と思った人も結構いらっしゃって。そういう方に復帰を喜んでもらったりしました。復帰してファンの方たちが喜んでくれたことが一番嬉しかったですね。
復帰後たくさんのDMやコメント…関係者の反応は?
――以前、仕事を一緒にされた声優や制作の方の反応はどうでしたか。
古谷 私が結構、人間関係をバサバサ切っていっちゃうタイプなので、引退前にSNSを閉じたことで連絡を取りたくても連絡を取れなかった人もいっぱいいたみたいなんです。復帰してからSNSを始めるとDMだったり、コメントだったりで「元気にしてた?」みたいな連絡をいっぱいもらいました。
あと退院した時に私のこと待っててくれなかったというか、代わりの声優さんを探して埋め込んだ人たちが、復帰が話題になると寄ってきたり(苦笑)。「本当にすみませんでした」みたいに謝ってこられましたけれど。
――古谷さんは一度声優から引退し復帰されていますが、同じように復帰する方ってそもそもいらっしゃるものなんですか。
古谷 あまりいないです。声優は花開いたとしても生活できず、一般社会で生きていくことを決めたっていう人が多いんです。本当に簡単な世界じゃないので、夢半ばで挫折している人が、基本的には多い。嫌になっちゃって辞める人も多いですし。

