銀座に出店するチェーン店に伝えたいこと
銀座の中心部を離れ、新橋に近いエリアには、ファストフードやアイスクリームチェーンがそのままの外観で並ぶ一角もある。「特別扱いはしない。ここも銀座です」と竹沢氏は言うが、申請は年間300件を超えるうえ、看板1枚を変えさせる強制力もない。銀座の景観を守る上で、賑わいを演出しつつもどこまで目を光らせるかは悩ましい問題だ。
銀座デザイン協議会のスタンスは「来るもの拒まず」。だから各種チェーン店の出店も受け入れてきた。しかし、同時に「銀座に来るからには、50年、100年後には老舗になるつもりで商売してほしい」とも願っている。強制ではなく、信頼によって街を運営していくのが銀座のやり方なのだ。
「チェーン店だからといって『ダメ』とは言えない。でも銀座で出すからには、銀座らしい店作りをしてほしい。ここでしか買えないものがあるとか、特別な作りにしてほしい。そうした思いはお伝えしています」(竹沢氏)
そう考えると、確かに銀座にあるくら寿司もしゃぶ葉も「グローバル旗艦店」で、ワークマンも「Workman Colors」という新業態での出店を行っている。チェーン店にとっても銀座は特別な地ということもあって、こうした歩み寄りが生まれているのだろう。
続く記事では、浅草や京都など「インバウンド特化」な街と銀座を比較しながら、これからインバウンドに求められる街の条件を解説しています。ぜひ、あわせてお読みください。
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