ガードレールに大量の鍵ケースが…違法民泊問題

 この晴海フラッグで問題となったのが違法民泊です。民泊とは一般の住宅(戸建て住宅やマンション住戸)を旅行者などに宿泊用に提供するサービスです。フランスなど海外では、ごく一般的に旅行者に供されている宿泊システムですが、日本では2018年に住宅宿泊事業法という法律が定められ、自治体のルールのもと住宅提供者、民泊運営者、宿泊客仲介者などによる届け出や登録などを必要とするものです。

 晴海フラッグでは、マンション管理組合において民泊を禁止しているのですが、これを無視した違法民泊が跋扈していると問題になっているのです。違法民泊を行なっている住戸は、中国人や彼らが経営する法人が所有している住戸で行なわれているとされ、宿泊客を招き入れるための白タクや白バス(運行許可のないタクシーやバス)なども運行されているとのことです。

 実際にメディア記者が、現地のガードレールなどに大量の鍵ケースが括りつけられている様を写真に収め、報道しています。鍵ケースとは、マンションにやってきた宿泊予定者が、暗証番号でケースを開錠して建物内住戸内に入れるようにするために鍵を格納しているケースのことです。

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 晴海フラッグのある東京都中央区では、民泊は許可を受けたものでも土曜日午後から月曜日午前中までの運用だけが認められているように、制限がかかっているにもかかわらず、野放図に利用されているのが実態です。

 こうした事態は晴海フラッグに限った話ではなく、湾岸エリアのタワーマンションなどで問題となっています。なかには、区分所有者の半数が中国人オーナーのマンションがあるとも言われており、違法民泊に多数の住戸が利用されているのです。このような所有者の多くが中国人であるマンションを、われわれ業界人は「中華まん(中華マンション)」と呼んでいます。

 もちろん、中国人の所有者のなかには、住居として何の落ち度もなく住んでいる方が大勢いますので、ことさら中国人全体を批判するものではありません。ただ、板橋の賃貸マンションの件にもあるように、日本の法律をよく理解していない人たちが、自分たちの利益のために民泊を経営し、住民とのトラブルに発展していることに注意する必要があります。