50年間は無事故・無違反でバリバリ運転の“パワフルばあちゃん”
――おばあさまは結構アクティブなタイプなのでしょうか。
カマたく そうですね。80代半ばくらいまではお友達と海外旅行に行ったり、車を運転して遠出したりしていました。40歳で免許を取ってから、50年間は無事故・無違反でバリバリ運転していましたし、“パワフルばあちゃん”ですね。
祖母が80歳くらいの時に祖父が亡くなってからは、10年くらい一人暮らしで、私の母とその兄弟がかわりばんこで様子を見に行くような感じでした。
――ご家族はみんな仲が良いのですか。
カマたく 母方の親族はみんな仲良いですね。でも、私の父親が暴力的で。私が21歳の時に咽頭がんで亡くなったんですけど、母や私のことを殴ったりしていたので、そのおかげで父親以外は仲が良いというか、結束が固いんですよね。
「このカビはさすがに気付くよな」90歳で免許返納→認知症が発覚した経緯
――おばあさまの認知症が発覚したのはいつ頃のことだったのでしょうか。
カマたく 90歳で免許を返納することになったんですけれど、その時期に母や母の兄弟が家に行くと、結構「あれ?」みたいなことが増えて。
もともと、とても几帳面できれい好きで、一人暮らしになってもきちんと生活している人だったから、生活の乱れから異変に気がつきました。
最初はたしか、洗濯槽がカビだらけになっていたそうなんですよ。「目があまり見えなくなってきているのだろう」ということを差し引いても「でも、このカビはさすがに気付くよな」みたいな違和感から始まって。
――いつもと様子が違ったのですね。
カマたく それから母に「通帳と印鑑がない」と電話がかかってきたんです。物を失くした、なんていうこともそれまで一度もなかった人なのに。
それで母は、「来週そっちに行くから待ってて」と伝えたそうなんですね。そうしたら、同じ内容の電話が1日に5回かかってきて。
「今日、何回も同じ電話をかけてきているよ」と伝えたら、祖母は「まだ今日は電話していない」と怒りだしたので、いよいよ「これは認知症かもしれないな」ということになりましたね。
