「うちで一緒に暮らすしかないんじゃない?」祖母を在宅介護するようになったワケ

――お母さまが兄弟間で揉めたりすることもなかったのですか。

カマたく 一切揉めなかったですね。介護をめぐって家族間でよく「揉める」という話を聞いていたんですけど、うちはまったく。祖母の認知症がわかってすぐに連携して動けたのは、早期解決に繋がったと思いますし、よかった点です。

――カマたくさんとお母さまが2人で住んでいる自宅に、おばあさまが引っ越してくることになったのですよね。

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カマたく そうですね。うちに引っ越してくることになった経緯としては、母のお兄さんは結婚していて、奥さんもいてワンちゃんもいるので「ちょっと同居は難しいかもね」と。

 弟さんは結婚していないけど一人暮らしで、仕事も深夜に働いたり昼に働いたりバラバラなので、その間に祖母を一人にしておくのも難しいよね、という話になったんです。

 それで、うちは姉が結婚して実家を出て行っているので、部屋が1つ余っていたんですね。だからもう自然と「うちで一緒に暮らすしかないんじゃない?」という流れになりました。

――当初、介護施設への入居ではなく、在宅介護を選択したのは何か理由があったのでしょうか。

カマたく とりあえず、もう祖母を一人暮らしさせておくわけにはいかないので「うちで様子を見よう」となったんです。一緒に生活をしてみてから考えてみてもいいのかなと。

「できるだけ早く一緒に暮らした方がいいね」ということで、祖母が引っ越してくる準備をすべて、認知症の診断が出て1ヶ月以内にやりました。

「みんなで役所の手続き関係を済ませたり…」在宅介護をするためにどんな準備をしたのか?

――具体的には、どんな準備をしたのですか。

カマたく 姉が使っていた部屋が当時のままだったので、テレビが好きな祖母のために大きなテレビを買って、エアコンや布団も全部揃えて、祖母が一人でも楽しめるようある程度の娯楽も用意して。

 ばあさんなのにゲーム好きで、特にスーファミ(スーパーファミコン)が好きだったので、スーファミとかも持ってきて(笑)。あとはお茶やコーヒーがすぐ飲めるように、ウォーターサーバーなんかも導入しましたね。

 私は祖母がこれから暮らす部屋の環境を整えたくらいだったんですけど、母の兄弟もみんなで役所の手続き関係を済ませたり、引っ越しの手配をして。

 この際だからいらないものは捨てて整理して、祖母が住んでいた家を引き払ったり。福島までだと片道4時間かかるので、かなり大変だったと思います。