「半ば無理やり病院へ連れて行って…」祖母がアルツハイマー型認知症と診断されるまで

――免許を返納したのは、認知症の症状が出てきたためだったのですか?

カマたく いえ、その前だったと思います。田舎暮らしだから、車がないと生活できないとはいえ、さすがに90歳だし、何か起きたら困るのでみんなで説得して、なんとか納得してもらったという感じですね。

 だから、免許を返納したから認知症を発症したというより、なだらかにそういう傾向が来ていて、返納して運転もしなくなり、行動範囲が狭くなったことで、急に進行したのかなと思っています。

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――おばあさまが「アルツハイマー型認知症」と診断された時の様子を教えてください。

カマたく 叔父が慌てて祖母の様子を見に行ったら、これまで綺麗にしていた家も散らかっていたし、片付け方も全然違っていたんですね。だからすぐに病院に連れて行こうとしたそうなんですけど、年寄り扱いされることを嫌う人なので、病院をすごく嫌がって。

 ただ叔父も仕事があるので、半ば無理やり病院へ連れて行って脳の検査を受けたら、「アルツハイマー型認知症」だと診断されたんです。

――ご本人はどういう反応だったのでしょうか。

カマたく たしか、本人には医師から言われなかった気がするんですよね。診断書を書いてもらっているので、どこかでは伝わっているはずなんですけど。祖母としてはショックだったと思います。「自分が認知症になるなんて」というタイプではあるので。

 

「兄弟で相談してやるべきことを振り分けよう」

――カマたくさんは、おばあさまの診断を受けてどういう心境だったのですか。

カマたく 「まあ、そうだよね」と思いましたね。90歳まで一人暮らしをしてくれたのは逆に「すごいな」というくらいで、いずれ来るだろうとは思っていたので。

 ショックは少なかったかもしれません。

――お母さまは、おばあさまの認知症の診断に対してどういう反応だったのでしょう。

カマたく 母はあまり「どうしよう、どうしよう」と悩むタイプではなくて、冷静に「火事になったら大変だし、一人暮らしはさせられないよね。じゃあ、どうする?」と対処するタイプなので、わりとてきぱきと「兄弟で相談してやるべきことを振り分けよう」と提案して動いてましたね。