「とにかく見出しにホンダを入れて」韓国でも抜群の知名度
日本のサッカー選手として、本田の知名度は韓国でも抜群だ。ミウラ(三浦知良)、ナカタ(中田英寿)に並ぶ。筆者が2015年に韓国メディアで韓国語での連載を持った際には、「とにかく見出しにホンダ、カガワ(香川真司)を入れて下さい」と言われたものだ。「韓国人は欧州で活躍する日本人にちょっとしたジェラシーを感じ始めているから、それを焚き付けてくれ」と。
冒頭の友人が運営する韓国のサッカー解説YouTube番組では、「本田節」について、出演者らが以下のように語っている。
A:これから本田さんの本当に華やかな語録を紹介していくんですが、その前に。面白い発言だけなら話題止まりだったと思うんですけど、論争になったのは、W杯中継の準備を全くしていないように見えたことなんですよね。
B:ああ、してない。全然してない。
A:もう10試合以上W杯やってるのに、ハイドレーションブレイク(水分補給)を知らないまま中継してるんです。「(水を飲んでいるシーンで本田が)これ、なんすか?」って。
B:いや、解説者でしょ。ちゃんとしないと(笑)。近所の居酒屋でビール飲みながらW杯観てる人でもあれくらい知ってますよ。
A:つまり、あれは水を飲む時間だってことすら知らない=韓国戦も見てないってことなんです。何も見てない、開会式すら見てない。VARという用語も、最近サッカーを見ていれば分かるはずなのに、実際見てない人って意外と多いんですよね。
B:現役時代ずっとサッカーをやってきたから、逆にサッカー自体にちょっと飽きてしまって離れる人、思ったより多いんですよ。
というように、番組の序盤は「ガチ分析」だった。いかにも韓国らしい、「公共の放送なんだから『ちゃんと』しなさい」と。
また、韓国では本田のいわゆる「関西ノリ」が理解されにくいのかな、と感じたりもした。韓国は首都ソウルの文化的影響力が圧倒的で、地方色が薄い。日本への旅行者が「地方ごとにカラーが違って面白い」という感想を口にするのもよく耳にするが、それゆえにいわゆる「関西特有のノリ」という文脈が伝わりづらいのかな? そんなことも思った。
とはいえ、番組の後半部分では「オモロそうでもある」「評価する」というニュアンスが出てきた。

