——真逆の方法ですね。

千種 そうですね。なので知人の中から、Facebookで気になる人を探して連絡したり、同窓会に参加したりと自分から動いて、その中で今の夫と出会いました。

——夫さんとは元々どういう関係だったのでしょう。

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千種 幼稚園が一緒の幼馴染で、小学校からはずっと別々だったんですけど親同士が年賀状のやり取りを続けてたので、どこの大学に行ったかとか、最近どうしてるかをずっと聞いていた人でした。当時は「博士課程を中退して今はフリーター」と聞いていて、順風満帆な人よりも人生が思った通りにならないことを経験した人の方が私の事情もわかってくれるかもしれないと思って連絡しました。

 

——とはいえ幼稚園ぶりですよね。

千種 約20年ぶりでした。でもお互いに近況を知ってたのと、小さい頃の一緒の写真がアルバムにいっぱい残ってたので心理的な距離は意外と近かったんですよね。メッセンジャーで何度かやりとりしてから「よかったらご飯行かない?」と誘って、再会してからは話が盛り上がってトントン拍子に交際することになりました。

「男性はみんな子どもがほしいものだ」と思ってしまっていた

——いつ早発閉経のことを伝えたのでしょうか。

千種 付き合うことになったら打ち明けようと思ってて、7回目のデートの渋谷の中華料理店で食事後に告白されたので、そのタイミングで伝えました。その時はすごい緊張して、どう思われるか不安だったし、相手にとっては予想もしてないことだろうから動揺されるかなとか、言葉に詰まっちゃうんじゃないかなとか、想像して身構えてました。

——実際の夫さんの反応は。

 

千種 「子どもは産めないと思う」と伝えたら、「子どもがほしくて付き合いたいわけじゃないから」と落ち着いた様子で即答してくれたんです。動揺を抑えて正しい言葉を言おうとしている感じでもなくて、淡々と受け止めてすっと自分の言葉で返答してくれました。

——ホッとした?

千種 そうですね。それに「こんな人もいるんだ」って驚きました。私自身が子どもが欲しいと思ってずっと生きてきたので、「男性はみんな子どもがほしいものだ」と思ってしまっていました。なので夫の反応で、自分の思い込みにも気づかされました。その後1年ほどの交際期間を経て2020年に結婚しました。