世界中を熱狂させたスーパースター、マイケル・ジャクソン。突然の死を遂げてから17年が過ぎた今、伝記映画が公開され、大ヒット中だ。にわかに“マイケルブーム”となっているが――。
『ボヘミアン・ラプソディ』を超え、伝記映画史上最大のヒット
6月12日日本公開の映画『Michael/マイケル』は、マイケルが「ジャクソン5」で才能を見出された子供時代から、成人して「キング・オブ・ポップ」に上り詰めるまでの軌跡を描いたものだ。
「遺族が協力、本人の甥がマイケルを演じています。日本でも週末の興行収入で連続首位。全世界の興収は10億ドルに迫る勢いで、QUEENを題材にした『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)を超え、伝記映画史上最大のヒットになりました」(映画業界関係者)
ただし、映画の中身はあくまで彼のサクセスストーリー。アルバム『BAD』(1987年)を出す絶頂期で幕を閉じる。
現実のマイケルには、描かれていない壮絶な後半生があった。恋愛も、裁判も、ワイドショーの主役だった時期も……。マイケルを知る日本人たちが明かす“秘話”をまじえて、その実像を振り返ろう。
「同じマイケルには会っていない気がします」
「マイケルに会った12回は、その都度マイケルが違った。同じマイケルには会っていない気がします」
そう語るのは音楽評論家の湯川れい子氏だ。
「最初は彼が14歳くらいの時、ジャクソン5の一員として来日した際にインタビューをしました。まだ童顔で背も伸びかけの頃。自分から握手の手を差し伸べてきて“Nice to meet you, maʼam”と握手をしてくれました。言葉の終わりに必ず“maʼam”をつけてくれたのを覚えています」
